小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

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政界には「引退即復帰」のシナリオはありませんぜ

2007-06-23 20:04:07 | Weblog
大仁田参院議員が政界引退表明、国会の会期延長に抗議(読売新聞) - goo ニュース

プロレスラーで自民党の大仁田厚参院議員(49)は23日午前、都内で記者会見し、来月の参院選での党公認を辞退し、出馬を取りやめる意向を表明した。

 今期限りで政界から引退する考えだという。大仁田氏は、「国会の会期延長により、参院選の日程が延びたことへの抗議だ」と述べた。


大仁田センセイ。
これで人生何度目の「引退」なんすかね。
ヒザを粉砕骨折してしまった最初の「引退」はともかく、その後は何度「引退」を商売道具にしては金儲けに走ってきたんかね。

おそらくは、「国会の会期延長に対する抗議」というのは三味線で、実は自民党から公認は得たものの、参院選の比例名簿の順位が当落線上ギリギリで、落ちて醜態を晒すくらいなら、今あれやこれやと言われている安倍政権に国民的ヒーローよろしく泥をかけて出て行けばちっとは注目される…っていうオチだったりして。でなけりゃ、参院選は比例投票だから、自身が安全圏の中に名簿の順位が在れば、わざわざ出て行くようなバカな真似をするわけがない。
まあ、そいつはかなりうがった見方としても、この時期に政界引退をする大仁田の考えがようわからん。
っていうか大仁田センセイ。
参議院で何をしてらしたんですかね。
マスコミの報道のせいもあるのだろうけれど、大仁田が注目されたシーンとしては、強行採決でガード役に回って女性議員とくんずほぐれつの取っ組み合いを演じたとか、当時一躍脚光を浴びた杉村太造議員に食ってかかり、容赦なくマスコミに露出しただけではないか。
いや、もちろんいっぱしの議員さんのことだから、名前は表に出なくとも、いろいろ勉強されていた身ではあると思う。ただ、それが良くも悪くも邪道流と言ってしまえばそれまでだが、いかんせん議員としての大仁田厚より、議員としての顔を持つタレント、或いはレスラー大仁田厚としての露出が強すぎた。その辺は、同じ自民党の議員さんでも、高校教諭の出で地がしっかりしていた馳浩とは、議員としての資質も、天と地も違った。いや、大仁田センセイと馳浩先生を比べること自体が、失礼に当たる。馳浩先生に。

ただ、そうした名が表に出ない勉強を重ねてこそ、議員の仕事だと思うのだが…。
それを良しとしなかった大仁田センセイ。
このままじゃ、国民の嘲笑を一身に買うだけです。それでこそ邪道流と言われるかもしれんが。
プロレスラーはそれこそ、こう言うと真面目なプロレスラーには申し訳ないけれど、それなりにやっていれば客は自然とついてくる。大仁田センセイも、その辺のカリスマはお持ちでいらっしゃる。
ただ、政界はそうはいかない。舌先三寸で引退会見を開いても、政界にはもう戻れない。

まあ、自民党も大仁田センセイがお辞めになって、ある意味せいせいしている面があるのかもしれない。

  

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