朝日と毎日のもめ事

高陽東の原爆黙祷巡り混乱　社内連絡不備と本社が陳謝 (朝日新聞) - goo ニュース

６日に開幕した第８７回全国高校野球選手権大会の開会式前、高陽東（広島）の選手が原爆投下時刻に合わせて全代表校の選手に黙祷（もくとう）を呼びかけたいと大会本部に意向を伝えたところ、日本高野連から「終戦記念日の黙祷に合わせてほしい」と説明を受け、同校の選手だけで黙祷する事態があった。朝日新聞社は同校から事前に相談を受けていたにもかかわらず、社内の連絡が不十分だったために混乱を招いたとして、同校と日本高野連におわびした。

　大会本部によると、高陽東は４日、朝日新聞側に「６日に黙祷したい」との希望を伝えた。本社の担当部署は日本高野連と相談して「自校で黙祷することはかまわない」と判断したが、学校側に伝える際に社内で行き違いがあり、同校は他校に呼びかけても差し支えないと受け止めたという。

　この件に関して６日、日本高野連幹部が「原爆は広島だけのこと。この場でみんなを巻き込むのは良くない」と制したなどと、毎日新聞が報道した。同連盟は「事実と全く異なる」として、同社に抗議した。


すいません。うちのブログは、携帯からご覧になっている皆さんが多いもので、全文をコピペさせて頂きました。でないと、携帯の人は記事の全文が分からず全容が分かりづらいので。

で、では毎日新聞はどう書いているかというと…。
リンクが全部切れてやがる…。
これだけの事実を見ると、毎日が誤報でもしたかのような印象を受けるのだが、朝日は朝日で記事を差し替えている部分があるようで（yasu様のブログ「わだち」より）、真実は闇の中と言ったところ。
しかし、両新聞社に言えるのだが…。
高校生を大人の思想操作に振り回すなよ…。
戦後６０年、高校生を使えば新聞社の思惑通りに事が運ぶのは間違いのない事実だろうけれど、あまり露骨なことはやらんでくれよ。
うーん、これを書くと自然と思想的な観点から戦争を語らねばならなくなるので正直言ってやりづらいのだが、高野連は高野連で、広島と言い出したら次は長崎、東京大空襲云々、空襲を受けていない京都はどうなるんだとかってゆー話にもなってしまうから、やんわりと否定したかったのかもしれない。
しかし、一高校生の、ほんのささやかな平和への願いが、高野連、関係新聞各社によってもみ消されてしまったのは紛れもない事実であり、どうしようもなく恥ずべき事である。平和の願いを消してしまった大人達、代償は計り知れない。