小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

雪といで湯と男が一人

2006-01-08 12:21:13 | 鉄ネタなんてどうよ?
草津温泉に行ってきた。

ものの勢いで青春18きっぷを買ってみたはいいけれど、どちらにせよおそらく1日分くらい余りそうだったから、日帰りで一つ使ってやろうというわけ。
日帰りで出かけるとなると、できれば乗ったことのない線区を乗り潰して行こうかと思うのだけれど、逆に近場過ぎて、「今度の機会でいいや」と思ってしまってどんどん後回しになってしまう。
本当は雪見をしに、「ムーンライトえちご」はもとより「EL&SLみなかみ物語号」も、車両が新潟持ちのため上越国境を越えることが出来ずウヤ決定(ウヤ→うんてんやすみ→運休の意)。日帰りで行ける只見線もこのところ動いておらず、これも却下。
どうしようかと思い、手近にある未乗線区は群馬県の吾妻線か、茨城県の水郡線。ただなー。青春18きっぷで水郡線へ出かけても郡山までしか行けないのなら旨みはないなあと思い、吾妻線踏破を決定。どうせなら草津温泉にも出かけたいし。草津あたりに行けば雪も降っているだろう。雪見をしながら湯につかる、これ最強。

旅立ちは上野駅から。吾妻線の大前まで行く列車が一日5本しかないから、大前まで行くことを前提に予定を立てていくと、乗る列車は自然と限られてくる。8時39分発高崎行き快速「アーバン号」に乗ると、編成は3ドアなので211系確定。しかし、駅の案内板にグリーン車付き」のマークが付いていたので、迷わずグリーン車乗車。ロングシートで高崎まで行ってもいいんだけれど、2時間ロングシートはきっついなー。しかし、211系でグリーン車付きとはラッキーだね。まだ2、3編成しかつながっていないから、今はラッキーでも、ゆくゆくは211系にも全編成にグリーン車が付く予定。さっそく「その他の雑酒」を2本空けちった。くは~。

高崎からは30分待ちで吾妻線大前行きに乗り換え。けっこう吾妻線方面に出かける客が多くて、ご老人達はおそらく長野原草津口からバスに乗り換えて草津温泉へ行くのだろうが、スノボーを持ち込む若い客もちらほらと見かける。スノボーも持ってない若いカプール達は温泉旅館かな?
渋川から上越線と分かれて、吾妻線へと分け入ってゆく。
この線の沿線は実に温泉が多いところで、小野上温泉、川原湯温泉などが駅のすぐそこに温泉街があり、中之条で降りればバスで四万温泉、長野原草津口ではバスで草津温泉、万座・鹿沢口で降りれば万座温泉、鹿沢温泉が近い。
高崎を出て1時間半、長野原草津口で、案の定客の3分の2がごっそり降りていった。
終点大前の一つ手前、万座・鹿沢口でさらに残っていた客の3分の2が下車、終点大前まで乗っていたのは、明らかに同業者と思われる人たちだけだった(笑泣)。
その大前は、ホーム一つがぽつんとある、取り立ててなにもない無人駅。

駅前には温泉旅館らしき建物が一軒、「嬬恋温泉」の名前を掲げて建っていたけれど、日帰り入浴までさせてくれるのかは不明。1本落としてもいいのだったらゆっくりつかってもいいのだけれど、1本落とすと、折り返し12時49分大前発の次は17時13分。万座・鹿沢口駅からタクシーを呼んでもらわなければならないハメになってしまう。
とゆーわけで、湯につかることなく折り返し電車でとって返す。湯はこれから草津に行くのだから、それまで我慢しておく。
大前から約17分、13時07分に長野原草津口に到着。折良く13時15分発の草津温泉行きJRバスに連絡している。

このバス、トイレがついていて、かつ「群馬200」ナンバー、さらに車号「H654-93411」ということから察して、間違いなく東京か水戸あたりからの高速バスのお下がりと推測できる。93年式だと、首都圏では排ガス規制で使うことが出来ないので、こちらへ転属させて使っているのである。たしか経年12年以上のバスは、排ガスを出さない特別な装置をつけないと使用不可だったような気がするが、その辺は記憶が曖昧でスマソ。

長野原草津口駅は晴れていたのだが、国道145号線から292号線へ入って高度を稼ぐと、どんどん車窓は変わっていって、ついに雪が降ってきた。降り方としては激しくはないので、傘がいらない程度に降っているのだが、一気に雪国へ来た感じがする。
約25分で草津温泉バスターミナルに到着。
草津温泉は、数々の外湯が「無料」で客を待っているのだが、有無を言わさず有料の「西の河原露天風呂」を目指す。雪が降っているところへ露天風呂に入らずしてどうするか!

この露天風呂は2001年3月に、あべちゃんと来たことがあり、二度来て二度同じところに行くのも芸がないような気がしたが、雪見の魅力には勝てなかった。

あ~~~~~。

30分ほどつかって身体がすっかり火照ってきた。頭は寒いのに中身が暖かいとはこれいかに。
いい湯加減だったし、温泉たまごが食べたいなあ(*^_^*)
湯畑へ戻る道すがらに、「串焼きぬれせん」なるものを売っているせんべい屋さんがあったので一つ所望。串焼きといえば呑み助おじさんにはたまらない響きだが、単にせんべいを歩きながら食べやすいように串焼きにしただけだった(笑)。

温泉たまごも二つばかり流し込み、草津温泉バスターミナルに戻ると、ちょうど5分後に長野原草津口駅行きバスがあるので乗る。これに乗ると、長野原草津口16時05分発の高崎行きに連絡している。
しかし、このJRバス長野原支店、どうでもいい話なんだが、バスヲタ的には恐ろしいところで、1987年式のバスが未だに現役で走っていた。普通の車で考えても、19年も叩き使うなんてことはないでしょ普通。

長野原草津口からはひたすら帰るだけ。
途中の小野上温泉で途中下車して、小野上温泉センターでも寄っていこうかと思ったのだけれど、ここの温浴施設は車でも寄れるからなあ…。腰を上げるのがめんどくさくなったのでそのまま乗り通す。
高崎からは17時49分発の上野行きで一気に上野へ。これまた5編成しかないクロスシート車に当たってラッキー。やっぱり飲んだくれる。くは~。

思ったより早く戻ることが出来たので、地元八千代台で行われていた中学の頃のクラス会に乱入してみる。
朝っぱらから飲み続けていたから、本当はビールの1杯でもあおって帰ろうかと思っていたのだが、ついつい深夜2時半くらいまで長居。おかげで帰りのタクシーがつかまらずに困った(^^;)

やっぱり俺って乗り鉄らしい。


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