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小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

日本一から二夜明けて…その他千葉マリンでの己の今後諸々

2010-11-09 23:00:48 | 千葉ロッテマリーンズ
日本一から二つの夜が明け、三回目の夜に突入しようとしております。皆さん如何お過ごしでしょうか、小馬太郎兵衛です。

一夜明け ロッテ・西村監督複雑 主力大量流出の危機 プロ野球(産経新聞) - goo ニュース
 チーム一丸を意味するスローガン「和」で頂点に立ったロッテだが、戦力流出の危機にさらされている。海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ移籍を目指している小林宏は8日、「球団と話し合って考える」と、10日に球団との交渉に臨むことを明かした。ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍の可能性がある西岡は「まだ、何も考えていない」と述べるにとどまった。

 チーム内には、他にも国内FA権を持つ渡辺俊、里崎らがいる。西村徳文監督は「残ってほしい気持ちは強いが本人が得た権利。こちらからどうするとかはできない」と権利行使に一定の理解を示した。石川球団運営本部長は「10日に話し合いの場を持つ」としたが、主力の大量流出となれば、大幅な戦力ダウンは否めない。

 また、激闘から一夜明けた8日、西村監督は名古屋市内の宿舎で取材に応じ「緊張感の中でやってきた。今はホッとしている」と重圧から解き放たれ、おだやかな表情で話した。13日には、日韓クラブチャンピオンシップ(東京ドーム)が控える。「12球団代表でぶざまな試合はできない」と余韻に浸る間もなく、気持ちを切り替えていた。(神田さやか)


のっけから寂しい話で恐縮だけれど、やはり話題はこれになっちゃうって。

まあ、なんというか…。

優勝すると最近はこんな話ばっかりだよ。

そりゃあ、日本一に貢献した選手からすれば、更なる高いステージに登りたくなるのは自然の理であり、メジャー挑戦表明自体は素晴らしいこと。
ましてやマリーンズからメジャー挑戦を表明する選手が現れるなんて、10年前にはおおよそ考えもしなかったことだったから、今年ジャイアンツを戦力外通告されたコバマサにしろ、「チキンハート」として長らく名を売ってきた薮田がメジャー行きを志願した時は、そりゃあ寂しかったけれど、特に薮田みたいな選手がメジャーを志願しているとあれば、行かせてあげたいと思うのも、ファンの親心の一つだったもの。
まあ、もう一つ、ぶっちゃけ日本経済が青息吐息桃色吐息で年俸がガッツリ上がるのを嫌う企業ばかりという事情もあると思うんですがね。

そう思うと、宏之の海外FA移籍なんてーのは、どうなんでしょうなあ…。

ぶっちゃけ、「あの日デビューした宏之がメジャーか…」と遠い目になる自分がいる一方で、今年、特に終盤の調子を見る限り、「大丈夫なんかいね?」と懐疑的に見る自分と、どうしても二人の自分が現れてしまう。
宏之が一軍初登板を果たしたのは、18連敗中の1998年7月のホークス戦。舞台はもちろん、敗戦処理。
あの日、外野で「また俺達は勝てないのか…」と絶望にうちひしがれながらも、敗戦処理に出てきた背番号41の、ひょろっとした若手に、俺達は一体何を期待していたのだろうか。
ちなみに宏之がその日デビュー戦だと知ったのは随分後のことで、当時は中継ぎで出てくる一介の若手投手というイメージでしかなかった。
それから3年、宏之は芽が出なかった。
浦和で他の先輩達よろしく、かなり荒れていた生活を送っていたのだろう。
山崎貴弘に諭され、2001年に1軍に再昇格すると、中継ぎとして文字通りの大車輪の活躍を残し、かつての山本功児監督に、ファンから起用法の悲鳴が上がると、「(2日)休んでるんだバカヤロー」という「エカ語録」が残され、その系譜は今でも伊藤や荻野忠寛に受け継がれては、今でも形を変えて語られている(笑)。
2001年に再昇格した日のことは、おいらも鮮明に覚えていて、「あの日2試合だけ投げた若手が、ようやく日の目を見るのは嬉しいっすよ」と、当時の観戦仲間に吹いて回ったんだっけ。今だったら「吹くなよ若造」とでも言われそうな気がするが、それくらい嬉しかった。下積みが長かったからねえ…。

おそらく、おいらのあの日の小林宏之と同じような視点で、内くんを見ている人は、かなりの人数にのぼるだろう。
それこそ内くんなんて、前半は浦和でも消息不明の日々が続いたからねえ…。
元々速球とぎゅんと曲がるスライダーが持ち味で、一躍名を上げた昨年の「臨時最終電車運転事件」の所沢で、鬼のように曲がるスライダーに度肝を抜かされたファンは多数いたらしい。他球団ファンの方にも、「内くんのあのスライダーはなんじゃありゃ」という声を直々に頂戴したことがある。
その内くんもようやくシーズン後半にチャンスを貰って、彼の曲がり角になったのがCS第1ステージの西武戦ですよ。
1戦目で4失点してしまって、「内はこんなに打たれたら短期決戦じゃとてもじゃないが使えない」という評論家やファンの声が圧倒的多数だった。もちろんおいらもその中の一人。
でも首脳陣だけは違ったんだなあ…。「同じ場面でもう一度行け」と、大舞台でまさかのリベンジ。そのチャンスをあっさりものにしてしまうのだから、内くんも「持っている」選手だと思う。

人は、度重なるケガに苦しんでも、チャンスを逃しても、監督の起用を汲んで、結果を出せば、ああもあっという間にスターダムにのし上がれるものなのか。
そこに、手術をして苦しんだ、かつての姿はどこにもない。
初セーブを挙げた所沢での、朴訥としたしゃべりもどこへやら、日本一の祝賀会場では、インタビューの受け答えも実に堂々としたもの。

もしかしたら、宏之も、後輩の成長を見るにつけ、「これで俺も海外に行ける」という思いも、もしかしたらどこかにあったかも分からない。そんなことを思う余裕は多分無いとは思うけど。

今でもやっぱり複雑ですよ、そりゃ。
あの宏之がメジャーに行くのか…という思いと、今の宏之で大丈夫か…という、いらぬお世話の思い。

う~ん…。

え?剛?
剛はいいんじゃね?
いや、思い入れがあるかどうかとかじゃなくって、今がちょうどいいチャンスかもね。
まあ、30までに戻って来たらマジで怒るけどな(笑)。

そして、俺。
来年からは、外野で見る数はそれなりに減らしていこうかなと。
おいらのいる一帯で、俺がでかい声出して行かなきゃ嫌なんだっていう、極めてどーでもいいちんけなプライドは持っていたけれど、身体がどうにもついていかないという事情も顕著に表れてきたし、去年あんなことがあって、今年は180度ターンオーバーして、俺があの一帯で「頑張る」という理由は、実はもうどこにもなくなっちゃったんですよ。
みんな楽しそうに声を出して応援しているし、それを見ているおいらが楽しかったりするし。
だったらいいじゃん、俺みんなの顔を見て楽しんでれば。
それでじっくり酒飲んでればいいじゃん。
所詮野球観戦なんて「娯楽」なんだから。

もう、昔と同じような気持ちであの場で見てちゃいけないんだよ。
だってそうだろう。
10年前、外野で一緒に見ていた連中は、皆仕事が忙しくなったり家族が出来たりして、自然と球場から足が離れていった。
翻ってみて俺はどうなのだ。
未だにのうのうと独り身で生き残っているではないか。
そんなんでいいのかよ。俺。

え?
そこに思い至った理由?

…。
ありますよ。

ある場所で、顔をつきあわせてというわけではないけれど、まだ若い学生に、面と向かって「集団観戦=古株=悪」と言われた瞬間、ガタガタッとこれまで揺らいでこなかった気持ちが音を立てて崩れてしまったというのがあるねえ…。
古株が悪、かよ…。
いわれもない誹謗中傷と斬って捨ててしまえばそれまでなのだけれど、「古株」という響きで、ガタガタ崩れ落ちちゃったんですよ…。

まあ、どこかで崩れる要因があったんだろうかねえ…。
これと、試合中に声が出なくなることが同時に重なったという不運もあるしね。

まあ、俺が回数少なくして、その分誹謗中傷したぼっち観戦のお前に俺の席をくれてやるから、俺以上に盛り立ててやってくれよな。必ず。絶対。
やれよこの野郎!!

延々書いたけれど、ぶっちゃけ「気持ちを少し引っ込めさせる」ということですよ。
もう俺らのような「古株」の時代じゃない。
若い人達が三者三様で楽しんでいる。
それでいいのよ。それで。
来年は、内野でひっそり一人酒、いや二人酒、三人酒くらいはしたいね。
まあ、外野からさっぱり足を洗うわけでもないんで。
ただ、気持ちも身体もついてこなくなっている現状があるもんで、一つ考え方を変えようってことですわね。

そりゃあ、俺も歳を取るわけだよなあ…。


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3 コメント

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古株=上等!? (かわじゅう)
2010-11-10 01:03:59
若い衆の一言ってぇのは残酷だね。いずれ そいつらだって
年とって古株になるんでしょうから。まぁ あまり気にしなさんな。拙者より若いんだし。小馬殿は・・・・
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うーん (MS)
2010-11-10 08:48:28
ちと考えすぎじゃないかなと思いますよ
ライトスタンドを見渡せばオッサンオバサン爺さん婆さんはいっぱいいますし
とは言え、常に応援モードで観戦できない気持ちも分かります
私も外野と内野を体調と気分に応じて行ってますから
たまたま隣り合った人と野球談義ができちゃう一期一会は楽しいです
日本シリーズは調子に乗って3~5戦をライトスタンドに行ったら喉潰しましたけど(笑)
まとまりなくてすみません
何が言いたいかっちゅうと来年もマリーンズを楽しみましょうということです☆
返信する
いいモノもある、悪いモノもある (小馬太郎兵衛)
2010-11-10 23:55:29
>かわじゅうさん

今まで張り詰めていた糸が切れる瞬間を、まさかネット上で味わうとは思いませんでしたですね…。
これからは、一歩、二歩引いて、観戦スタイルも少しずつ変えていこうと思っています。昨年辺りからその辺は結構変えてはいるのですが、もうちょっと変えてみる必要があるようです。
言われてみて、たしかにぼっち観戦だと、団体には見えないところもあるんでしょう。
かなりがっくりは来たんですよね…。

>MSさん
おっしゃるとおり、子供からじいさん婆さんまでいるんですがね…。
考えすぎだと言うことも理解しているのですが、だからこそ、己が楽しむためにはどうしたらいいの…とか思っちゃった結論がコレなんです…。

私もまとまりはないんですが、結局何が言いたいのかというと、いいモノもある、悪いモノもある。
若い衆から見ても、いいモノもある。悪いモノもある。
う~ん…。
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