店主のココロは、フリートークなので今回は商品企画という職種の経験ついて書こうと思います。
個人的な経験談なので、関心のある方のみお読みください。
26才の時からずっと商品企画のシゴトに携わってきましたが、こんなに長く同じことが続けられたのは
商品に対して愛情はあっても愛着はないというスタンスを自然に取ることができたからだと思っています。
サラリーマン時代を振り返ってみると、自分の好きな商品を見つけてきて「これは、絶対いいから、売れますよ」という
プレゼンをした人は、先輩、同僚を問わずことごとく人事異動の餌食(ターゲット)になって退場していきました。
そんな彼ら(彼女)を目の当たりにした時、商品への執着心の少ない僕なんかが企画に残って、申し訳ない気持ちに
しばしばなりました。
高校時代、地学の先生が「日本人のルーツは北方騎馬民族だった」と、授業のたびに毎回この話を挟んできますので
「何言ってるの、クドイなぁ」と辟易していましたが
日本人は決して定住型の農耕民族ではないと伝えたかったのだと、社会人になってから気づきました。
商品企画の際にコンセプトをじっくり考えるより、直感と客観的な目線で商品選びをする自分のスタイルを
振り返ってみると、まさに「遊牧民」のごとく行動していました。
今でも腰を据えることよりも落ち着きなく新しいアイテムを追いかけていますので、僕には遊牧民の血が流れて
いるのではないかと思ってしまいます。
インターネットのお店は、専門店でなければいけない・・・
これはEC系コンサルタントの常套句であり、成功者の声でもあります。
しかしながら、単一のコンセプトや商いが飽きられたり、時代の変化によってそのジャンルが受け入れられなくなった時
そのお店は一体どこに進むのだろうかと考えることがあります。
僕の場合、コロコロと扱う商品が変化しているので、「一貫性がない」「よく探せますよね」とシニカルに言われていますが
これって、意外と大変なことなのですが・・・
一貫性があまりないからこそ、19年目を迎えることができたと思うようにしています。
会社を運営している中で、存続することが正解だと信じていますので、答えは商いの世界から足を洗った時にしかわかりません。
今わかっていることは、扱う商品は変わっても職種だけは変えなかったということだけです。
同じ作業を繰り返すことは簡単のようで、とても難しいものです。反面、これからは同じことをやりたくても
やらせてもらえない時代が来るような気がしています。
「もう、今までとは違うんだから」
例えばオフィスでこんな台詞が飛び交うことになってしまったら
「了解です!なんでもやりますよ」
なかなか言えない台詞ですが、こう言える方が生き残っていけるような新しい価値観の時代に突入した
予感がしています。
誰に対して、何を言いたかったのか・・・書き終わってもよくわかりませんが・・・
決めたことに突き進むのか、臨機応変に動き続けるのか、ということで無理やり締めさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
店主 イシイ
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