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小さい頃から,一番この世で哀しいことは母が死ぬことだと思ってた。
14歳の冬,急にその日が来た。
通夜があり,葬式があり,みんなバタバタしてる。
おかあさん,なんで眠ったままなの?
風邪ひいたとき,夜中に冷たい手をあててくれた,それよりもっと冷たくなって。
置いていくの? 私たちはご飯の炊き方も教えてもらってない。
「あの子哀しくないのかねえ」
「泣いてないって,薄情だね」 近所のおばさんの声が聞こえる。
ただ全部終われば,世界も終わればいいと思うだけ。
早送りして,もしくは時を全部戻して。
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当たり前が幸せなんです。生きてるうちに感謝して伝えましょ。
このマンガ見てて思い出してしまった。
おかあさん,今なら何でもプレゼントできるけん,スカーフ一緒に買い物に行こう。
車もあるよ,どこに行きたかった? 時間は短くて聞けなかったこと沢山だ。