K-hiro's essay

設計士K-hiroのひとりごと

キッチン収納は

2008-07-02 00:40:46 | Weblog
住宅の台所にはシステムキッチンが主流になっています。
ていうかほとんどがシステムキッチンです。

システムキッチンはとても良いものだと思います。
仕様性能で考えるととても良くできています。

すばらしいということは認めた上での話なのですけど

まずオールマイティーすぎて個々の家庭にと考えるとちょうど良い
システムキッチンというのが見つかりません。性能はどれもほぼ
一緒で金額的には材質なりより高機能のものになっているのが高額
なっています。

私が住まう方々に考えて欲しいのは、キッチンの使用用途は何か
ということです。

キッチンの最大の使用用途は、食事の支度です。それを如何に効率
良くできるかが最優先されるべきではと思います。

(毎日家事をしない男の考え方かもしれないのですが)

必然的にキッチンは料理をするのに使い勝手がよいものが一番いい
ように思われます。

見せるキッチンより使い勝手がよいキッチンの方が使う主婦には
ストレスが無く良いのではないのでしょうか。

キッチンも無駄を省き使い勝手のよい形と考えるのが必然と思います。

ただ、男性が交通手段として使う車を「ドレスアップ」したりすること
の愛着心は私も男なのでわかります。それを家事を毎日する主婦に置き
換えてみると「キッチン」が主婦の車と考えられ、ドレスアップしたく
なるのもわからないではありません。

でも、毎日の事ですから使いやすい方が断然良いように思います。

使いやすいということは、見栄えだけ綺麗にするので無くクローゼットで
書いたように台所用品が露出していた方が使用勝手は断然いいのです。
それをどのようにデザインできるかは設計者と使用者が充分理解して
使うことで解消できると思います。