とあるキビ人の旅日記

博物館・美術館・寺社・史跡…
なんでもござれの旅日記。
個人的に気に入ったものを紹介していきます!

深谷と渋沢栄一(2021.07.13)

2022-06-09 22:05:49 | 旅行
今回は埼玉県深谷市を訪問した時のものです。
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富岡製糸場の時と同様に新幹線で高崎駅まで向かい、JR在来線に乗り換え深谷駅を目指します。

深谷に着いてからは観光バスで渋沢栄一記念館へ。栄一アンドロイドの講義を聴いてきました。


その後は栄一の実家である「中の家(なかんち)」に行くため、川沿いの道をてくてくと歩いていきます。


ここが栄一の生家か…!

晩年の栄一を模したアンドロイドが鎮座してました。リアルすぎて怖い。


敷地内には渋沢平九郎(栄一の養子)を追悼する碑も。


余談ではありますが、この訪問の1か月後の8/22の「青天を衝け」で平九郎の壮絶な最期が描かれており、この碑を実際に目にしていた私にとってはかなり重みのある回でした…

放送中の大河ドラマにゆかりの地を訪れると、より深くドラマを楽しめるような気がします。

中の家の見学を終え、周辺をぶらぶらと歩いていると、タイ式の寺院を発見!

「ワット・ポートゥン・プッターラーム」という名前だそうです。まさか深谷でタイ式寺院を見ることになるとは…!
もしかしたらこの周辺に住んでいるタイ出身の方々が通うお寺なのかもしれないですね。


ここは埼玉県深谷市なのに「群馬県伊勢崎市」と表記されているのが気がかりですが…
ひょっとすると本院が伊勢崎にあってその末寺だったりするのかも…?

タイに3年間暮らしたことのある私にとっては嬉しい発見でした。

ランチは栄一の大好物であった「煮ぼうとう」をいただきました。


栄一の故郷を巡り、歴史ロマンに思いを馳せた旅でした。
そして今回の旅でついに埼玉県初上陸を果たせました!

富岡製糸場の時もそうでしたが、新潟と関東圏はアクセスが良いですね。
西日本出身の私にとっては知識としては分かっていても、実感を伴うものではなかったので。
やはり実際に自分で足を運んでみる重要性を感じています。









北方文化博物館(2021.07.10)

2022-06-09 21:44:13 | 博物館
今回は北方文化博物館(新潟市江南区)についてお送りします。

新潟駅から路線バスに揺られること40分ほど。


阿賀野川の土手にあるバス停を降り、大きな屋敷のようなところにたどり着きます。

この博物館は、豪農伊藤家の旧宅を保存したものです。


某鬼退治漫画に出てくるあのお屋敷の風景は、ここがモデルになっているとされています。
この日も○獄さんのコスプレをした男の子がやってきていました(笑)

6月に行った久美浜の神社といい、2021年は鬼○の刃の聖地巡礼を図らずもやっていますね。

徴税の際に使っていた台帳。


新潟県内で発掘された中国銭や陶器も展示されていました。



こちらは伊藤家の行事の時に使われた器。


この日は幕末の偉人たちの書に関する特別展もやっていました。


蓮池も有名だそうです。


博物館の詳細についてはこちらをご覧ください。

豪農の館「北方文化博物館」

豪農の館「財団法人 北方文化博物館」 越後屈指の大地主、伊藤家七代の歴史と、新潟の地方文化を伝えます。

 










富岡製糸場(2021.07.08)

2022-06-01 22:22:27 | 博物館
今回は富岡製糸場に行ってきた時の記事です。
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せっかく新潟に住んでいるので、北関東や東北の行ったことのない県に行ってみようと思い立った管理人。

まずは手始めに群馬県に行ってみることにしました。
目的地は世界遺産にもなった富岡製糸場。

早朝、新潟駅から上越新幹線に乗り高崎駅へ。

上毛電鉄に乗り換え、富岡駅を目指します。

おお、歴史の教科書でよく見る建物や…!(感動)


本物のお蚕さんも展示されてました。


渋沢栄一やその従兄尾高恂忠は富岡製糸場の設立に深くかかわっており、

館内の至る所に大河ドラマ「青天を衝け」関連の展示がありました。

こちらは保管庫を再現したもの。


ブリュナ式エンジン。ブリュナとは富岡製糸場の監督を務めたフランス人技師の名前です。


蚕のエサとなる桑の葉。


昭和期の社宅。


見学後は富岡名物の「おっきりこみうどん」を食べました!


群馬県初上陸を果たせたのと、世界遺産であり2021年大河ドラマとも関連深い富岡製糸場を訪問でき、思い出深い旅となりました。









港町新潟、歴史探訪(2021.07.04)

2022-06-01 21:06:54 | 博物館
今回から新潟生活中(7~8月)の記事をお送りしたいと思います。
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6月末から始まった新潟生活。新潟出身の大学の先輩に「みなとぴあは行っといた方がいいよ!」と言われていたので、さっそく行ってみることに。

佐渡汽船のカーフェリーを見てから、

朱鷺メッセの側を抜けて柳都(りゅうと)大橋を渡っていきます。


佐渡に向かうジェットフォイルを見送りながら、

信濃川の左岸にある「新潟市歴史博物館みなとぴあ」に到着。

個人的に印象深いのが「淳足柵(ぬたりのき)」に関する展示。

朝廷の東北進出の拠点になったこの城柵は、現在の新潟市東区にあったと推定されています。
高校の日本史で習ったものが、自分の住んでいる区にあったというのは驚きでした。

中世から近世にかけての新潟の湊の変遷についても分かりやすい展示が。



近代以降は大陸へ渡るための主要港となった新潟。朝鮮半島北部への定期航路も存在していました。


水と共に歩んできた新潟の歴史が良く分かる展示でした。

みなとぴあを後にし、10分ほど歩いて「旧小澤家住宅」に向かいます。

小澤家は北前船交易で財を成した一族だそう。

中庭のアジサイが綺麗でした。


お昼は近くの「魚や片桐寅吉」さんで銀鱈の照り焼き定食に舌鼓を打ちます。


帰りは腹ごなしに信濃川河口まで歩き、河口の底を貫く「新潟みなとトンネル」を歩いてみました。
夏はひんやりしていて気持ち良いのでオススメです。



新潟ゆかりの魚介類に関する写真パネルが面白い。

「お前も鬼にならないか…?」←そのアカザではない

実際に船を沢山みつつ、港町新潟の歴史に思いを馳せた一日でした。
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みなとぴあHPはこちら↓
新潟市歴史博物館みなとぴあホームページ

久美浜と北近畿鉄道一周旅(2022.06.06)

2022-05-29 17:45:34 | 旅行
今回の投稿は、舞鶴の西方にある京丹後市・久美浜に行った時のものです。

JRや京都丹後鉄道を乗り継ぎ、西を目指します。

天橋立に行くときにも通った由良川鉄橋を通過。


天橋立に行った時の記事はこちら↓
五老ヶ岳と天橋立(2021.04.23) - とあるキビ人の旅日記

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11時頃に久美浜駅に到着。



さっそく市街地のほうに行き、豪商稲葉本家に行ってみました。
https://www.inabahonke.com/

北前船交易で財を成した稲葉家の旧宅を保存したものです。



その後、神谷神社を訪問。
神谷神社(神谷太刀宮) - 観光スポット - 「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

神谷神社(神谷太刀宮) - 観光スポット - 「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

神名帳にも記録されている由緒深い神社。四道将軍、丹波道主命を近畿で唯一お祀りしています。丹波道主命が身につけていたという宝剣【国見の剣】をお祀りしてあることから...

「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

 


ここにある磐座が、鬼○の刃に出てくるあの岩のモデルになったとされています。


今度は海の方へ歩いていきます。



稲葉本家で買ったちらし寿司をいただきます。海風に吹かれながら食べるランチは良いですね。


シーカヤックの練習施設も発見。


久美浜湾は湾口が非常に狭く、外海の波の影響を受けにくい構造になっています。
久美浜湾 - 観光スポット - 「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

久美浜湾 - 観光スポット - 「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

「久美浜湾」は砂州を挟んで日本海と隔てられた、周囲28㎞の潟湖。穏やかな内海にはカキ棚が広がっており、その景観は京都府文化的景観にも指定されています。湾はプランク...

「京丹後ナビ」京丹後市観光公社 公式サイト

 


カヤックをする環境としては最適ですし、天然の良港として栄えたのも納得です。

久美浜から舞鶴に戻る際、来たルートを戻っても良かったのですが、今回は少し回り道を。
京都丹後鉄道をさらに西(豊岡方面)に向かいます。


兵庫県に入り、円山川を通過。


豊岡駅でJRに乗り換え、特急きのさきに乗車。山や水田の間を抜けていきます。



再び京都府に突入。福知山駅近くでは福知山城も見えました。


駅を出るとすぐに土師川にかかる橋を渡ります。ここからすぐ近く(写真奥方向)で由良川と合流するようです。


綾部駅にてきのさきを下車。舞鶴線に乗り換え東舞鶴駅を目指します。


今度は駅を出てすぐに由良川を通過。土師川も含めれば今日は3回も由良川を見ていることになります(笑)


水色蛍光ペンで塗ったのが今回のルートです。壮大な遠回り…!


北前船寄港地として栄えた久美浜の歴史に思いを馳せ、北近畿の美しい風景を車窓から楽しめた旅でした!