とあるキビ人の旅日記

博物館・美術館・寺社・史跡…
なんでもござれの旅日記。
個人的に気に入ったものを紹介していきます!

天領と石油の湊町・出雲崎(2021.08.01)

2022-06-30 22:53:20 | 博物館
今回は新潟県出雲崎町を訪れた時の記事をお送りします!

私が新潟に暮らすことを祖母に話した際、「私が一回行った出雲崎は良い所なので是非行ってみて!」とオススメされたことがきっかけで訪れた街です。
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昼前に新潟駅から新幹線で長岡駅へ。
長岡駅でレンタカーを借り、出雲崎を目指します。
越後平野の広々とした田んぼを走り抜けるのは気持ち良いですね。

1時間弱で出雲崎の道の駅に到着!
日本海を眺めながら昼食。


昼食後は「天領出雲崎時代館」を見学。
お代官様のお出迎え。

出雲崎は佐渡島に渡る港として、そして北前船の寄港地としても栄えた街。

この船で出雲崎に陸揚げされた佐渡の金は江戸まで陸送されたそうです。


北前船の錨、デカいですね。


同じ建物内にある石油記念館も見学。

出雲崎では江戸初期から石油採掘がおこなわれていたそう。

7月に訪れた秋田の土崎産の石油のサンプルもあって、知識が繋がって面白いです。


道の駅を後にして、出雲崎の「妻入りの街並み」の中を歩いてみました。

それにしても暑いですね…

(日本初の石油機械掘りを成功させた内藤久寛の胸像↑)

出雲崎は良寛和尚の出身地でもあり、記念館などもあるのですが今回は時間の都合により行けませんでした。
いつか行ってみたいものですね。




東北4県周遊鉄道旅②(2021.07.17)

2022-06-11 21:27:14 | 博物館
こちらの記事の続きです↓

東北4県周遊鉄道旅①(2021.07.16) - とあるキビ人の旅日記

今回は長編になりそうなので、前後半に分けてお送りしたいと思います。タイトルにもある通り、東北地方の訪れたことのない県を一気に訪れて、経「県」値を増やすのが今回の...

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前日(7月16日)は秋田市内のホテルで一泊した筆者。

秋田駅からJRに乗り港のあるエリアに向かいます。

土崎駅から15分程歩くとひときわ目立つタワーが現れました。

ポートタワーセリオンというらしいです。

展望台が開くまでに時間があったので、「土崎みなと歴史伝承館」を先に見学。

北前船の寄港地として栄えた土崎は、近代になると石油採掘でも有名になったそう。

再びセリオンに戻り、展望台へ。

めちゃくちゃ景色が綺麗ですね!男鹿半島の方まで見渡せます。

秋田県出身の吉田輝星選手のサインもありました。

秋田県はクルーズ船の誘致にも力を入れており、それに関連するパネルも。

今まさに眼下にある岸壁にクルーズ船が着岸していたというのは不思議な感じです。

バスで秋田駅に戻り昼ご飯を食べた後、秋田を発ちました。

(改札前の巨大秋田犬)

羽越本線を南下して、山形県・酒田を目指します。

線路が日本海のすぐそばを通るので、綺麗な車窓が楽しめます!

左手に鳥海山が見えると酒田はもうすぐ。

酒田駅に到着!

レンタサイクルで本間美術館に行きました。

酒田も北前船の寄港地として栄え、本間家は北前船の交易で財を成した一族でした。
その豪華な邸宅を保存している訳です。

酒田港方面に自転車を走らせ、山形県酒田海洋センターを見学。

近くにある日和山公園にも立ち寄りました。

このあたりに松尾芭蕉が上陸したらしい。

河村瑞賢の像。

千石船のモニュメント。

飛島からやってきたフェリーがちょうど入港していました。

再び酒田駅に戻り、特急いなほで新潟に帰ります。

進行方向右側には日本海に沈む美しい夕日が…

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弾丸ではありましたが、経県値を増やしつつ東北の美しい景色も楽しめた旅でした。

北方文化博物館(2021.07.10)

2022-06-09 21:44:13 | 博物館
今回は北方文化博物館(新潟市江南区)についてお送りします。

新潟駅から路線バスに揺られること40分ほど。


阿賀野川の土手にあるバス停を降り、大きな屋敷のようなところにたどり着きます。

この博物館は、豪農伊藤家の旧宅を保存したものです。


某鬼退治漫画に出てくるあのお屋敷の風景は、ここがモデルになっているとされています。
この日も○獄さんのコスプレをした男の子がやってきていました(笑)

6月に行った久美浜の神社といい、2021年は鬼○の刃の聖地巡礼を図らずもやっていますね。

徴税の際に使っていた台帳。


新潟県内で発掘された中国銭や陶器も展示されていました。



こちらは伊藤家の行事の時に使われた器。


この日は幕末の偉人たちの書に関する特別展もやっていました。


蓮池も有名だそうです。


博物館の詳細についてはこちらをご覧ください。

豪農の館「北方文化博物館」

豪農の館「財団法人 北方文化博物館」 越後屈指の大地主、伊藤家七代の歴史と、新潟の地方文化を伝えます。

 










富岡製糸場(2021.07.08)

2022-06-01 22:22:27 | 博物館
今回は富岡製糸場に行ってきた時の記事です。
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せっかく新潟に住んでいるので、北関東や東北の行ったことのない県に行ってみようと思い立った管理人。

まずは手始めに群馬県に行ってみることにしました。
目的地は世界遺産にもなった富岡製糸場。

早朝、新潟駅から上越新幹線に乗り高崎駅へ。

上毛電鉄に乗り換え、富岡駅を目指します。

おお、歴史の教科書でよく見る建物や…!(感動)


本物のお蚕さんも展示されてました。


渋沢栄一やその従兄尾高恂忠は富岡製糸場の設立に深くかかわっており、

館内の至る所に大河ドラマ「青天を衝け」関連の展示がありました。

こちらは保管庫を再現したもの。


ブリュナ式エンジン。ブリュナとは富岡製糸場の監督を務めたフランス人技師の名前です。


蚕のエサとなる桑の葉。


昭和期の社宅。


見学後は富岡名物の「おっきりこみうどん」を食べました!


群馬県初上陸を果たせたのと、世界遺産であり2021年大河ドラマとも関連深い富岡製糸場を訪問でき、思い出深い旅となりました。









港町新潟、歴史探訪(2021.07.04)

2022-06-01 21:06:54 | 博物館
今回から新潟生活中(7~8月)の記事をお送りしたいと思います。
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6月末から始まった新潟生活。新潟出身の大学の先輩に「みなとぴあは行っといた方がいいよ!」と言われていたので、さっそく行ってみることに。

佐渡汽船のカーフェリーを見てから、

朱鷺メッセの側を抜けて柳都(りゅうと)大橋を渡っていきます。


佐渡に向かうジェットフォイルを見送りながら、

信濃川の左岸にある「新潟市歴史博物館みなとぴあ」に到着。

個人的に印象深いのが「淳足柵(ぬたりのき)」に関する展示。

朝廷の東北進出の拠点になったこの城柵は、現在の新潟市東区にあったと推定されています。
高校の日本史で習ったものが、自分の住んでいる区にあったというのは驚きでした。

中世から近世にかけての新潟の湊の変遷についても分かりやすい展示が。



近代以降は大陸へ渡るための主要港となった新潟。朝鮮半島北部への定期航路も存在していました。


水と共に歩んできた新潟の歴史が良く分かる展示でした。

みなとぴあを後にし、10分ほど歩いて「旧小澤家住宅」に向かいます。

小澤家は北前船交易で財を成した一族だそう。

中庭のアジサイが綺麗でした。


お昼は近くの「魚や片桐寅吉」さんで銀鱈の照り焼き定食に舌鼓を打ちます。


帰りは腹ごなしに信濃川河口まで歩き、河口の底を貫く「新潟みなとトンネル」を歩いてみました。
夏はひんやりしていて気持ち良いのでオススメです。



新潟ゆかりの魚介類に関する写真パネルが面白い。

「お前も鬼にならないか…?」←そのアカザではない

実際に船を沢山みつつ、港町新潟の歴史に思いを馳せた一日でした。
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みなとぴあHPはこちら↓
新潟市歴史博物館みなとぴあホームページ