哲学日記

ゴールに向かってできるだけ進めば、OK。

 

人生の宿題|スマナサーラ長老の切り抜き法話【字幕付き】 - YouTube


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より引用させていただきます。青文字が引用文です。

…嘘をついて事実を捻って、情報を隠して、誤解を招いて幸福になるとは仏教は思わないのです。それは、俗世間の考えです。事実、真理を知ることで幸福になるのだというのは、仏教の考え方です。科学知識が発展する以前、あらゆる迷信で、人種差別で人々はとても苦しんでいたのです。しかし、科学者たちが自然界の真理を発見すると同時に、人々は幸福な社会を築いて来たのです。なのに、今も生きることに対して本当のことを言わないで、嘘でごまかすことが美徳だと思っているようです。

 
 
大事なことはたった一つ。それは
 
ゴール設定を間違えないこと。
 
 
「物語を信じる力で幸福になろう」という、
貪瞋痴にまみれた俗世間の考えに流されたら
必ずゴール設定を間違えてしまいます。
 
 
 
 
 聞いて喜んで舞い上がる事実も、まれにこの世であるが、ほとんどの真理は、聞いて驚く、恐怖感を感じる、危機感が生じるものが多いのです。だからといって、人々を騙して暗黒の世界に陥れるべきでしょうか。本当の危機感を感じ、その危機から脱出することがよいのではないでしょうか。

 

…世間は悟っていないし、智慧もありません。世間は無知に陥っているのです。ですから、世間の常識に従う必要はないのです。世間の常識が正しければ話は別ですが、正しくない場合は真理を語る勇気を持たないと、この世の中はよくならないのです。勇気を持って、真理を語った人々がいたおかげで、我々は今、それなりの幸福を味わって生きているのではないでしょうか。嘘で救われた人は一人もいません。

 

 釈尊は事実を説いて人々に強烈な恐怖感を、不安感を与えるのです。我々が日常茶飯事に感じている恐怖感、不安感は何の意味も持たない、無知な感情なのです。病気になるのが怖い、収入がなくなるのが怖い、フラれるのが不安などの恐怖感と不安感でしょう。「死ぬことなんかは絶対あり得ない」という前提で生きるから起こる、無知な感情なのです。釈尊は、人が必ず感じるべき理性に基づいた恐怖感を与えるのです。それは、事実を発見することで起こるものです。しかし、人に事実に基づいた具体的な恐怖感を与えて、無関心でいることは、釈尊はいたしません。本当の恐怖から脱出して、確実な幸福を実現する方法も教えてあげるのです。強いて言えば、幸福にさせたいからこそ、今まで隠してごまかしていた怖い事実を、明らかにしてあげるのです。

 

 「今すぐ努力しなさい。自己の安全な境地である、自分の島を作りなさい。理性的な人間になりなさい。心の汚れを全て捨てなさい。聖者たちの安全な境地に入りなさい」と、説いたのです。「自分の島」というのは、自分の将来の安全な境地を、自分自身の心で作るのだという意味です。自分の頼りになるのは、自分なのです。人は、自分の心のせいで不幸になるのです。汚れた心で、汚れた思考で、汚れた感情で生きていて、汚れた境地に、不幸な境地に落ちるのです。自業自得というのは、この意味です。自分の幸不幸は、自分自身の行為の結果であると理解すること、また我々は必ず死んでいく短い命であること、この世は仮の宿であること、を念頭に置いて生きることは、理性的な生き方なのです。釈尊は脅しの後で、あの老人(←引用者㊟ このエピソードに出てくる世人)に幸福になる方法を教えてあげたのです。恐怖感に打ち勝つ方法を教えたのです。

 要するに、「あなたは死にかけている。後戻りできない。しっかりがんばりなさい」という意味ですが、仏教の「がんばりなさい」は、只の無意味な表現ではありません。とても具体的な表現なのです。このようにがんばりなさい、とその方法を説くのです。
[引用終。強調は私です]
 
 
 
ゴール設定さえ正しければ、
あとは、そのゴールに向かい進むだけで十分です。
 
途中で死んでも、失敗じゃありません。
 
できる限りのことを成し遂げたら、
それで十分なのです。
 
ゴールに向かって進めば、それがゴールです。
 
 
 
 
 
 
 
このようにがんばりなさい、
とその方法を説くのです。実践方法は
 
 
 

 

です。

 
ヴィパッサナー冥想は「気づき」の実践。
死はあの世へのお引越しという世間の妄想と、絶対的排他関係だから、世間的常識人は誰もヴィパッサナーを実行できない。試しにやっても、3分続かない。
 
人は苦聖諦を体得しなければ、
なんのためにやるのかもわからず、
前進するエネルギー源も得ないので、
そもそも始める気さえ起きない。
ゴール設定ができてないと、そうなります。
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