哲学日記

3食。「元禄武士道」「エッセイ集」

 

7日朝食。

 

昼食。

はま寿司。110円皿はここが一番

 

 

 ゆっくり食べながら朗読.mp3を聴く。

朗読日和 「元禄武士道」白石一郎作 朗読 外村幸子


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【朗読】「エッセイ集」“女性の時代”を謳歌しながら、世のオトコ衆にも暖い眼を注ぐオセイさんのマイルド・エッセイ!【お笑い・ユーモア・エッセイ/田辺聖子】


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 この二つの話は一見関係ないようだが、おれの感覚ではだいたい同じ事を表現してる。昔も今も変わらない貪瞋痴に夢中な人間の狂気を活写してるのだ。

 
ショーペンハウアーは言ってる。
(ショーペンハウアー「幸福について」4 橋本文夫訳)より引用させていただきます。
この世には真の害悪があり過ぎるほどあるのだから、真の害悪を伴うような架空の害悪を新たに増やすなどという大それたことをすべきでない。
(以上)
 
「元禄武士道」白石一郎
元禄の平和を台無しにする「架空の害悪」を作って互いに苦しめ合う貪瞋痴ゲームを夢中で楽しむ狂気。
 
「エッセイ集」田辺聖子
現代の男女や生まれの平等を台無しにする「架空の害悪」を作って互いに苦しめ合う貪瞋痴ゲームを夢中で楽しむ狂気。
 
さて、人間は、なぜこんなにイカレポンチなのか。
 
権力者は自分への国民の批判意識を逸らすため、わざと外国とのトラブルをでっちあげることがある。これと同じ不誠実なごまかしを、たいていの人間は自分で自分にたいして行うからだ。

昔、外界に飽きて、ふと自分の内面を本気で覗いてみたものの、その底なしの暗闇にぞっとして、たちまち懲りて、以来意識を二度と内面に深入りさせないために、自作自演で外界に架空の問題事を次々でっちあげ意識を外界に釘付けにしてる。
そうすることが、幸福に生きるための秘訣だと堅く強く信じて、喜んで苦しみ、苦を夢中で楽しんでる。

この人間の浅略な共同営為が、文化と尊称されてる。

通常外に向かって使ってる意識のサーチライトの向きを180度変えて、自分の心の内面を本気で照らし観る行為は、最初確かにぞっとするほど恐ろしい。
心の内面をごまかさず誠実に冷静に観察するには、普通の勇気以上の蛮勇が必要だとわかる。
大多数の人間は、この種の蛮勇を持ってないから、背に腹はかえられず、架空の外界トラブルに意識を忙殺させるという不誠実なごまかしに夢中になる。

しかし問題は、
でっちあげたトラブルが架空でも、それにより真の実害が確実に発生する
ことだ。外国とのトラブルをでっちあげて、実際に戦争になるように。


人間は、いじめも戦争もなくしたいという口先のことばと、実際の行動が完全に矛盾してる。
現実世界に害悪を限りなく増大させてでも、それでもかまわないから、真の自分を内照する事態だけは絶対避けようと決意してるからだ。

 

 

 



 

 

夕食。

自家製鶏もも唐揚げ。

と目玉焼きトッピングでレトルトカレー

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)

BEE GEES "Too Much Heaven" 1978 (4K remastered)


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