哲学日記

ブッダ究極の教え (出家者限定)幻覚から目覚める

《ブッダのことば》幻覚から目覚める スッタニパータ「犀の角(Khaggavisāṇasuttaṃ)」を読む①|スマナサーラ長老のパーリ経典解説(03 Jan 2021 ゴータミー精舎) - YouTube


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〔メモと感想〕

いつ死ぬかもしれん人間には、飲み食いを楽しむ以上の幸福はない。

などと言う奴は愚者だと、大多数の人々が知ってる。

 

理由は、

最大の苦しみの中で得る微々たる楽しみを評価しがたいです。(スマナサーラ長老)

 

しかし、

大多数の人々は、この評価しがたい生き方をしてる。

 

 

 

この経典は

 

emotional detachment-distancing

 

を推薦しています。(スマナサーラ長老)

 

 

世間の人々は、コロナ禍での

 

social distancing

相手と物理的に離れていること

 

さえ暗く感じ、嫌でしょーがないのだ。

 

emotional distancing

感情にとらわれず離れていること

 

など究極に暗いと感じ、想像さえしたくないだろう。

 

 

ブッダの明晰判明で真に革命的な教え。

Suttanipâta 50 根本仏教講義23刺激論6「囚われずに歩む」より引用させていただきます)

 

外に見えるもの、聞こえるもの、匂うもの、味わうもの、触れるもの、考えるものは、
美しく、おいしく、喜ばしいものである。
これらはあらゆる形をとって(様々に変化し)心を混乱させる。
欲望の対象(色声香味触法)には恐ろしい災いがあることを見て、あらゆるものから離れるべきである。
(以上)

 

だれもかも

 

色声香味触法は、美しく、おいしく、喜ばしい

 

とのみ思うだけで

 

色声香味触法には、恐ろしい災いがある

 

という端的な事実に気づく人が、古今東西怖いほど極度に少ない。

(スマナサーラ長老のSuttanipâta 50解説は「犀の角」を読む③1:38:35 を視聴してください)

 


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孤独行の結論(人間関係の本質を説く)
Bhajanti sevanti ca kāraṇatthā, nikkāraṇā dullabhā ajja mittā;
Attaṭṭhapaññā asucī manussā, eko care khaggavisāṇakappo.(75)
今の人々は自分の利益のために、交わりを結び、また他人に奉仕する。今日、利益をめざさない友は、得がたい。自分の利益のみを知る人間は、きたならしい。犀の角のようにただ独り歩め。

(以上)

 

 

 

犀の角の経《Suttanipata-Khaggavisaana》は

 

我々、パーリ語で仏教を学ぶ人々は最後の最後に学んでみようかな~と挑戦する一番、難しいものです。怖くて触りたくもない経典です。

 

私たちの頭で理解できる範囲の経典ではありません。

 

というスマナサーラ長老の警告を肝に銘じたい。

 

ちょっとした訳の思い違いより、こっちの思い違いのほうがはるかに深刻だ。

 

最高の目的とはなにを指すか、あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなくとは実際のところ、なにを指示しているか。


最初読んだ時、なんとなく気に入り「これは怖い」などと感じなかった。

意味内容を誤って把握していたのだ。

 

本を読んだくらいで命までとられまいと思うのは大間違いだ。


ブッダは蛇喩経で警告している。

蛇の尻尾を掴んだら噛まれて死ぬか、死ぬほどの苦痛に長く苛まれることになる。蛇を正しく掴まなかったからだ、

と。

 

(蛇喩経 片山一良訳)より

誤って把握されたそれらの法は、かれらに、長く不利となり、苦となります。それはなぜか。比丘たちよ、もろもろの法が誤って把握されているからです。 …

よく把握されたそれらの法は、かれらに、長く利益となり、楽となります。それはなぜか。比丘たちよ、もろもろの法がよく把握されているからです。

(引用終)

 

 

 

 

 

サティ
「瞬間の現在(今・ここ)」に気づくこと。

ヴィパッサナー実践
「瞬間の現在」に気づき続けること

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