哲学日記

以前紹介した洋画2本「ディレイルド 脱線」「トランス・ワールド」

以前紹介した秀作「ディレイルド 脱線」が今無料視聴できます。

 未視聴の方はどうぞ。(3月15日(水)まで)

ディレイルド 脱線【吹替版】 

gyao!のストーリーを引用させていただきます。

歓喜と混乱の一夜、殺人事件が発生し列車が脱線!
華なディナーを楽しみながら推理ゲームを行う体感型イベント列車“殺人ミステリー急行”。このツアーに初めて参加するイヴリンや、家政婦と同乗した10代のアビゲイルらを乗せ、出発の汽笛と共にゲームの幕は上がった。しかし、物語を進行させる一部の役者らが、演技ではない本当の強盗を企て、乗客の数名が犠牲となり車内は大パニックに陥ってしまう。そんな中、スピードの異変を察知した車掌は、後ろの車両へ乗客らを移動させようとするも、加速した列車は急カーブを曲がり切れずに脱線してしまう。

映画『ディレイルド 脱線』予告編 - YouTube

 

 

 

この監督は(若手かベテランか知らないが)

見事な映画を撮るために必要な諸技術を

すでにじゅうぶん習得している。

才能もセンスもある。

 

そのうえで、

 

俺はとにかく映画を撮りたいんだ!

 

という監督の強烈な意欲がはっきり伝わってくる。

それを支える俳優陣の演技も立派で、申し分ないものだ。

 

 

 

しかし、ただそれだけの映画だ。

 

この映画を観る限り、

監督から観客に伝えたい

 

ビジョン

 

が、何もないのは明らかだ。

 

 

たくさんの映画を観続けていると、実に

このパターンの作品が一番多いことに気づく。

(もちろん、技術レベルでプロ基準に達してない

箸にも棒にもかからない大量の駄作は別にしてだが)

 

たとえば、同じSFアクション映画を撮っても、

ビジョンがあれば「マトリックス」になる。

ビジョンがなければ、せいぜい「X-MEN」だ。

 

世の中に、

この大違いがまるで分からない

おこちゃまが非常に多い。

(かれらはマトリックスのビジョンで

意識しない消化不良を起こし、毛嫌いする)

 

 

 

人間は変わるものだから、才能あふれる監督がこの先、

独自のビジョンを獲得して、大化けすることを期待する。

 

 

 

2本目。

未視聴の方はどうぞ。3月15日(水)まで

トランス・ワールド

 

GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。

アカデミー賞受賞スタッフが手掛ける、綿密に構成されたストーリー!! 衝撃のラストが待ち受ける、怒涛の90分!! 出会うはずのない3人の運命が交錯する、驚愕のSFサスペンス!!
人里離れた森の中――夫とドライブ中にガス欠になり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサ。森の中のキャビンに迷い込んだサマンサは、同じように車のトラブルで立ち往生しているトムに遭遇する。最初はトムを警戒していたサマンサだが、彼の親切さに安心し、一緒に夫を待つことに。するとキャビンにもう一人、ジョディと名乗る女が現れる。彼女は恋人と強盗をした後で、どうしてキャビンにたどり着いたのかがわからない。寒さと飢えから、3人は協力し合い、次第に打ち解けていく。しかし、助けを呼びに行こうと森を彷徨っても、キャビンに戻ってきてしまい、事の奇妙さに気付く3人。さらには、3人それぞれが認識している現在地や時代が全く違うことに驚愕する――。そしてまた、衝撃の事実が明らかになっていく――彼らは一体なぜこの場所にたどり着いたのか?

映画『トランス・ワールド』予告 出演:サラ・パクストン/スコット・イーストウッド - YouTube

 

 

作家のアイデアと役者の演技力で、

低予算でも面白い映画が作れる好例。

 

クリント・イーストウッドの息子

スコット・イーストウッドの演技も良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs)

 

Nellia & Dietmar Ehrentraut - Boogie-Woogie - | IWS 2020 (3) - YouTube


www.youtube.com

 

(過去記事統合編集再録)

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