いまGYAO!で
です。
GYAO!情報より引用させていただきます。
- 火星探査訓練のため、南極に置かれたタンクでたった6人きりで過ごすことになった宇宙飛行士たち。心身ともに強いはずの6人だったが、471日間の任務を遂行するうちに。閉ざされたタンクは悪夢の空間となった!
- 火星探査訓練のため、南極に置かれたタンクでたった6人きりで過ごすことになった宇宙飛行士たち。心身ともに強いはずの6人だったが、471日間の任務を遂行するうちに。閉ざされたタンクは悪夢の空間となった!
- 2012年、航空宇宙局(NASA)は、高度に訓練された6人の宇宙飛行士(地質学者:ジュリア・マイヤーズ、社会学&人類学者:トム・ジェイソン、元空軍パイロット:ウィル・サックス、臨床医:ルーク・ミレンズ、医学博士:ネリー・ルーガン、元海兵隊員:デーン・ハンカード)を、南極の密閉された“ICE-SAT5”というタンク施設に入れ、アメリカ史上、最も過酷な宇宙ミッションに向かわせるための模擬訓練を行う。訓練期間は471日間。6人きりで任務遂行のためのテストを続けていくうち、彼らは現実と訓練の境界線が見えなくなってくる。そしてタンクは悪夢の空間となり、恐怖は極限の寒さよりも命取りとなる結果を生むのだった……!
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中学生の頃、大江健三郎の初期短編集に魅かれ、貪るように次々読んだ。
それらの短編は、全てひとつの共通した味わいを持ってた。
おれはその味に魅了されていたのだが、それが何かはわからなかった。
そのあとで大江自身が見せた種明かし
「…監禁されている状態、 閉ざされた壁の中に生きる状態を考えることが、一貫した僕の主題でした」
を読んで、初めて、自分が「監禁」アナロジーに非常に強い関心を持ってることに気づかされた。
その関心は今も続いてる。
たとえば、これまで観た映画で、内容の深いものからごく浅いものまで、思い出すままに記せば
「マトリックス」「しんぼる」「メイズ・ランナー」「SAW」「海底47m」「ヴィレッジ」「ゲーマー」「エンジェル ウォーズ」「オールドボーイ」「トゥモロー・ワールド」「10 クローバーフィールド・レーン」「出口のない海」「陸軍中野学校」「にっぽん昆虫記」「死にゆく妻との旅路」「ライフ・イズ・デッド」「飢餓海峡」「金子みすゞ物語」「大脱出」
……そして今観終わった「ザ・タンク」も、おれは全て監禁アナロジーとして観てしまう。
おれの頭の中にあるイメージだと、人間が監禁されている部屋は2重3重~X重構造になってる。
監禁部屋からやっと脱出しても、それは一つ外側の監禁部屋に入ったに過ぎないのだ。そして、そのもっとも外側で、
人間は
「生きんとする盲目の意志」世界
に閉じ込められてる。
貪瞋痴のバグに翻弄される
いかれたシステム内
から脱出できず悶え苦しんでる。
(ブッダはここから脱出した)
だから人間は「監禁」アナロジー話が他人事とおもえず強く魅かれるのだとおもう。