本当は過激な法然上人
法然上人のことば。(黒谷上人語燈録15 禅勝房伝説の詞より引用します) 一(ひとつ)。現世をすぐべきようは、念仏の申されんようにすぐべし。 念仏のさまたげになりぬべくば、なになりと...
修証義 愛語よく廻天の力あることを学すべし
続けて(修証義 第二章より)仏祖の往昔(おうしゃく)は吾等(われら)なり、 吾等が当来(とうらい)は仏祖ならん。 (以上) ...
修証義第一章総序 生を明らめ 死を明きらめる
(修証義 第一章総序より引用します)因果の道理歴然として私(わたくし)なし 悪を造りながら悪に非(あら)ずと思い、悪の報(ほう)あるべからずと邪思惟(じゃしゆい)するに依(よ)りて...
宝の山の真っ只中で飢え死ぬ人になるな
(武者小路実篤著「維摩経」より引用) 佛教の譬え話に、或る旅人が渇えて水をのみたいと思ってやっと水のある處へ出たが、其處は大きな湖水だったので何處から水をのんでいいかわからないので...
仏遺教経
NHK こころの時代~宗教・人生~「釈尊の遺言~仏遺教経から」[再]を聴いた。 禅心寺住職金子真介師の法話は実体験に裏打ちされた内容で聴きごたえがあった。苦聖諦をしっかり...
恥ずべきこと、恥ずべきでないこと
(親鸞 教行信証から引用します) ただ仏恩の深きことを念(おも)ふて、 人倫(じんりん)の嘲(あざけ)りを恥じず。(道元 学道用心集から引用します)もし人賞翫(しょうがん)す...
ぬけがらになって彷徨う人になるな
わたしはまだ死んではいない。死ぬのなら、はっきり命がなくなるまで死のう。 だが、生きるならもっと快活に、そしてもっと豊かに生きるのだ。(奥 浩平)30年前の古い日記に、こんな言葉が...
自分マニア(瞑想好き人間)
アナパナ・サティ(呼吸瞑想)1Hほどした直後に、ひとつの言葉を思いついた。自分マニア普通に言えば瞑想好き人間のこと。禅は自己究明ともいうしね。けして自慰マニアとかいうことじゃない...
訳し方で、同じ文の印象がずいぶん変わる
今もたまに聖書を見る。思うべきことをこえて思いあがらぬように。 神が分かたれた信仰の量に従って節度ある思いをするように。(ローマ書12・3より 世界の名著「聖書」前田護郎訳)※新...
妄念の外に別の心などない
横川法語。恵心僧都・源信大師のことば。人間と生るること、大いなるよろこびなり。身はいやしくとも、畜生におとらんや。家まづしくとも、餓鬼にはまさるべし。心におもふことかなはずとも、地...