「学校の先生は忙しい」
本当でしょうか?
以下私見。
まずは生徒指導。
昔であれば、「良い生徒」「普通の生徒」「不良生徒」に生徒をカテゴライズし
良い生徒は褒め、不良は厳しく叱るという極めてシンプルな指導でなんとかなった部分が大きいと思います。
ところが、今は違う。
なぜなら社会そのものが多様化し、様々な価値観が存在する世の中になった。
だから、以前より慎重に事実確認をした上で指導しないといけなくなった。
家庭環境も複雑。
片親も増え、祖父母と同居しない家庭も増えた。
何かの用事で保護者に連絡を取ろうにも電話がつながらない、折り返してもらえない……早退かけるのも一苦労という場合もあります。
あとは、発達障害やアスペルガーなどの所謂「配慮の必要な生徒」が増えた。
一昔前なら、そういった子は「変な子」として処理されるか、養護学級・養護学校の守備範囲だったわけですが
今では普通学級にいて珍しくありません。
ちなみに私の受け持つ32人学級では、2名がアスペルガーの診断を受けています。
実際にそうゆう障害を持った子どもが増えてきているのか、それとも広くそういった病名が知られるようになり診断が前より多く出るようになっただけなのかは、私には分かりませんけど。
ケータイ・スマホの問題に起因するネットいじめとかも前にはなかった課題。
正直、「こちら(学校)の管理下にないものについてまで指導監督を求められても困る」ってのが本音。
子どもに持たせるなら親が監督責任を果たすべきだし、果たしきれないなら持たせるなと思ってしまう。
「ネットいじめをどうにかしてくれ」
「ならお母さん、まずは解約しましょう」
これが本音。決して公の場では言えないけれども。
ほかにも、女子小中学生がTwitterで自分の半裸写真を投稿して、承認欲求を満たす時代なんて、20年前では想像も付かなかったんじゃないですか?
すごいことになってますよ。
そして、案外知られていないのが教師の年齢構成。
老練、中堅、若手がまんべんなくいる状態が組織としては健全ですが、そうではありません。
老練(特に、団塊と言われる世代)が多く、中堅は少なく、それを補うような若手で構成されている学校が多いと思います。
まぁ、これはどの業界も一緒かも知れないけれど。
長々と色々書いてしまいましたが、私が思うに
「教師の仕事は、忙しくなってきていると言うよりは、より多様化してきている」です。
あれもやんなきゃだめ、これもやんなきゃだめ……究極のゼネラリストたることを求められている気がします。
普通の中小企業であれば、顧客が多様化すれば、職員を多様化して対処したりするかも知れませんが、残念ながら、現場の校長・教頭には指揮権はあっても強い人事権はありません。
急速に学校の顧客とも言える子どもや家庭は多様化していますが、それに教育システム側が対応出来ていないのです。
最近よく言われるモンスターペアレント。
あれ保護者側が悪いみたいになってますけど、そうゆう親を対処しきれない学校側の問題じゃないのと私は思う。
でも一方で、多くの教職員はいっぱいいっぱい頑張ってると思います。
だから、学校の問題ですが、もっと掘り下げると、学校の基盤にある教育システムの問題なんじゃないですかね。
教師の職責は多様化しすぎています。
そのため、教師でなくてもやれる学校の仕事を、他の職種の職員が学校に入り込み、その仕事を教師から(良い意味で)奪っていくことが必要だと私は思っています。
仕事で疲れた頭で書き殴ってしまい変なところもあるかも知れませんが、今日はこれで終わります。
本当でしょうか?
以下私見。
まずは生徒指導。
昔であれば、「良い生徒」「普通の生徒」「不良生徒」に生徒をカテゴライズし
良い生徒は褒め、不良は厳しく叱るという極めてシンプルな指導でなんとかなった部分が大きいと思います。
ところが、今は違う。
なぜなら社会そのものが多様化し、様々な価値観が存在する世の中になった。
だから、以前より慎重に事実確認をした上で指導しないといけなくなった。
家庭環境も複雑。
片親も増え、祖父母と同居しない家庭も増えた。
何かの用事で保護者に連絡を取ろうにも電話がつながらない、折り返してもらえない……早退かけるのも一苦労という場合もあります。
あとは、発達障害やアスペルガーなどの所謂「配慮の必要な生徒」が増えた。
一昔前なら、そういった子は「変な子」として処理されるか、養護学級・養護学校の守備範囲だったわけですが
今では普通学級にいて珍しくありません。
ちなみに私の受け持つ32人学級では、2名がアスペルガーの診断を受けています。
実際にそうゆう障害を持った子どもが増えてきているのか、それとも広くそういった病名が知られるようになり診断が前より多く出るようになっただけなのかは、私には分かりませんけど。
ケータイ・スマホの問題に起因するネットいじめとかも前にはなかった課題。
正直、「こちら(学校)の管理下にないものについてまで指導監督を求められても困る」ってのが本音。
子どもに持たせるなら親が監督責任を果たすべきだし、果たしきれないなら持たせるなと思ってしまう。
「ネットいじめをどうにかしてくれ」
「ならお母さん、まずは解約しましょう」
これが本音。決して公の場では言えないけれども。
ほかにも、女子小中学生がTwitterで自分の半裸写真を投稿して、承認欲求を満たす時代なんて、20年前では想像も付かなかったんじゃないですか?
すごいことになってますよ。
そして、案外知られていないのが教師の年齢構成。
老練、中堅、若手がまんべんなくいる状態が組織としては健全ですが、そうではありません。
老練(特に、団塊と言われる世代)が多く、中堅は少なく、それを補うような若手で構成されている学校が多いと思います。
まぁ、これはどの業界も一緒かも知れないけれど。
長々と色々書いてしまいましたが、私が思うに
「教師の仕事は、忙しくなってきていると言うよりは、より多様化してきている」です。
あれもやんなきゃだめ、これもやんなきゃだめ……究極のゼネラリストたることを求められている気がします。
普通の中小企業であれば、顧客が多様化すれば、職員を多様化して対処したりするかも知れませんが、残念ながら、現場の校長・教頭には指揮権はあっても強い人事権はありません。
急速に学校の顧客とも言える子どもや家庭は多様化していますが、それに教育システム側が対応出来ていないのです。
最近よく言われるモンスターペアレント。
あれ保護者側が悪いみたいになってますけど、そうゆう親を対処しきれない学校側の問題じゃないのと私は思う。
でも一方で、多くの教職員はいっぱいいっぱい頑張ってると思います。
だから、学校の問題ですが、もっと掘り下げると、学校の基盤にある教育システムの問題なんじゃないですかね。
教師の職責は多様化しすぎています。
そのため、教師でなくてもやれる学校の仕事を、他の職種の職員が学校に入り込み、その仕事を教師から(良い意味で)奪っていくことが必要だと私は思っています。
仕事で疲れた頭で書き殴ってしまい変なところもあるかも知れませんが、今日はこれで終わります。