EVERYDAY I HAVE THE BLUES

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秋と読書といい天気

2021-09-23 10:58:09 | 読書
年明けから、読み終えた本を記録していくことにし、秋まで続いた。

楽器演奏教則本、楽譜、将棋の戦術書、詰め将棋、各種雑誌は、リストに載せないことにした。

最新の読破した本は、芦沢央の「罪の余白」になる。最初は、高校生の学校での出来事がよく出てくるので、50歳超えた私にはどうかなと思いつつも読み進めると、凄い迫力があり面白い小説です。



今日の朝日新聞文化欄に、片岡義男が本を読み出した頃のことを語った記事がありました。「文章を読むとびっくりした。全部、言葉でやっていて写真とか絵とかはない。すべて言葉でできるんだという驚きがありました。」といったことを語っておられました。本は、面白いですね。
読書の秋、読んでる途中の本、買ったけど積んだままになってる本、返却期限の近づいた図書館の本、新聞の広告や本屋へいって読みたくなる本。コーヒーやお茶でも飲みながら、何を読もうか?
月別の読了冊数は、以下のとおり。9月が、早くも一番多く進行中です。どこまでのびるやら、やはり読書の秋なのでしょう。
本と本に携わって頂いている方々に感謝。

そして今日はいい天気だ!

1月 5冊     2月 4冊     3月 2冊    4月 2冊     5月    6冊    6月    9冊

7月 7冊     8月    6冊     9月   10冊で進行中。


読了記録

●14日 「AIの壁」養老孟司 4人と対談 羽生善治、井上智洋、岡本裕一郎、新井紀子

●14 「半グレと芸能人」大島佑介

1月19日 「慈雨」柚月裕子

AI vs 教科書が読めない子どもたち」 新井紀子

●129日「狐狼の血」柚月裕子

●24日 「パラドックス13」東野圭吾

●28日 「将棋の子」大崎善生

●221日 「水木しげるの古代出雲」水木しげる

2月27日 「霊の発見」五木寛之 鎌田東ニ

●3月17日「狂犬の牙」柚月裕子  10冊突破

●3月27日「時間は存在しない」カルロロヴェリ

●43 「スマホ脳」

●421日「楠木正成の生涯」家村和幸

●51日 「見えない世界の物語 超越性とファンタジー」大澤千恵子

●5月2日 「音楽はなぜ 人を幸せにするのか」みつとみ俊郎

5月4日「天皇の歴史 神話から歴史へ」大津透

●54日「楠木正成」童門冬ニ

●55日「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ

●530日「アダルト・ピアノ おじさん、ジャズにいどむ」

●6月3日「天皇の歴史 仏都平城京」吉川真司  20冊突破

6月4日「お探し物は図書室まで」青山美智子

●612日「勝負の極北 なぜ戦いつづけるのか」藤沢秀行  米長邦雄

●616日「使える禅」升野俊明

6月20日「三体 Ⅲ 上巻」劉慈欣

6月21日「マンガ 面白いほどよくわかる!古事記」かみゆ歴史編集部

●6月30日「勝負師」米長邦雄、内藤國雄

●630日「かぐや姫」誕生の謎

渡来の王女と"道真の祟り孫崎紀6月30日「シャガールと木の葉」谷川俊太郎

7月13日「日本人のこころの言葉 鈴木大拙」竹村牧男

●715日「生の科学、死の哲学」養老孟司 対談集 30冊突破

●717日「碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノー」福田和代

●723日 「三体 Ⅲ 下巻」劉慈欣

●727日「禅のいろは」玄侑宗久

●728日「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」ケン・リュウ編

●729日「ドビュッシーとの散歩」青柳いづみこ

●81日「狐狼の血 level2」原作 柚月裕子、映画脚本 池上純哉、ノベライズ 豊田美加

8月8日「私訳 歎異抄」五木寛之

●88日「日本人のこころ 言葉 一休」西村惠信

●811日「ハレルヤ」重松清

●818日「密教の世界」正木晃

40冊突破

●825日「親鸞聖人を学ぶ」伊藤健太郎 仙波芳一

●95日「いちばんわかりやすい インド神話」天竺奇譚

●99日「修行の心理学 修験道、アマゾン・ネオ・シャーマニズム、そしてダンマへ」石川勇一

●910日「人間たちの庭 ホテル・サピエンス」レーナ・クルーン 末延弘子 訳

9月11日「まんがで読破 精神分析入門 夢判断」フロイト

●911日「まんがで読破 分析心理学 自我と無意識」ユング

●911日「神の悪手」芦沢央

9月18日「まんがで読破 孫子の兵法」

●920日「キリスト教とイスラム教 ーどう違うか50Q&A」ひろさちや

●920日「まんがで読破 古事記」   50冊突破

●921日「罪の余白」芦沢央


ホワイダニット(why done it) 何故そうしたのか?

2021-09-12 08:02:00 | 読書
最近、ミステリー物が気に入っている。
「ホワイダニット」(何故そうしたのか?)に唸らされている。









雑誌「ダヴィンチ」で、ミステリー小説作家6人(相沢沙呼、浅倉秋成、芦沢央、今村昌弘、中山七里、道尾秀介)のインタビューが載っている。他の作家も合わせて本の紹介も載っている。読みたい本が増えていくのである。

どんな人が書いたのか、そのひとはどんな方なのか?興味が湧き購入、読んだ。
今ちょうど、芦沢央(あしざわ よう)の「神様の悪手」を読んでいる。5話の短編で今ちょうど4話目。好きな将棋を絡めてストーリーをつくられている。将棋を知らない人でも楽しめる話。
似たようなタイトル「神様の罠」は、6人のミステリー作家を集めた文庫本。まだ未読である。

昨日は、前に借りた本の返却もかね図書館へ。
「罪の余白」芦沢央を借りた。この人のデビュー作である。
どんな読書体験ができるか楽しみである。










今まで気づこうとしなかったことに目を向けさせられる本

2021-09-10 21:09:00 | 読書
「人間たちの庭 ホテル・サピエンス」
レーナ・クルーン
末延弘子 訳

読むと考えさせられる本。
SFというか幻想的というか?
哲学なのか?答えは書いてなく、話を読むと今まで、目を向けてこなかったことに目を向けさせられる。
どういうジャンルの本か、言葉にするのは難しい。
短編の27章。

訳の末延さんの後書きが、作者のことをわかりやすく書いてある。

作者レーナのクルーン。クルーン一族には、学者や芸術家が多い。ドイツ系のフィンランド人。
レーナには、子どもの純粋で明晰な視点がある。
今まで気づこうとしなかったものに目を向けさせる眼差しがある。見え方もあり方もみんなそれぞれ違っている。

不思議な本だった。
レーナ・クルーンの本は、何冊か訳され出ている。他も読んでみたくなった。

読書「ハレルヤ」忌野清志郎への思いが溢れてます。

2021-08-11 21:07:00 | 読書

「ハレルヤ」重松清作。 


表紙のデザインから、何十年か振りにメンバーが出会いバンド再結成してゆく話しかと読む前は、思っていたが、そういう物語でなかった。

予想を裏切っての物語で、面白かった。物語の話しは、ネタバレになるので、書かないけど。


あと、筆者の忌野清志郎好きを感じさせられる。1963年産まれの作者。ちょうど私の兄とほぼ同学年くらい。忌野清志郎への思い溢れる物語。


そうそう、面白い表現があった。登場人物の一人が、会社の歳下の方と話しをするシーンでの会話。バンドのメンバーが集まると力が「足し算」

でなく「掛け算」になるんですねといわれたのに対して、「引き算」だと語らせていた。

面白い表現だなぁと。