な~なじらね

5年生の会話

光村の5年国語を教材に、ただいま、総合的な学習の中間発表をめざして
意見文を書かせています。

自分の意見をもち、立場を明確にした子どもたち。
意見を説得力のあるものにするために、
引用する資料を探しているときのこと。

「食」をテーマに、「もっと地場産野菜を食べよう」
と主張したいAさん、Bさん。

「先生、○○市(居住地)の野菜の消費量のグラフがほしいのですが。」

「う~ん。消費量のグラフを見つけるのは難しいかもね。
 総生産額なら、ありそうだけど…。」

Bさん「え~ないんですか。だめじゃん。」
Aさん「大丈夫だよ。生産量ってさ、消費量と関係あるから…」
Bさん「えっ、どういう意味?分からない。」
Aさん「だからさぁ、買う人や食べる人がいるから、需要があるじゃん。
    その分を生産していると思うから、生産量が減っていれば、
    野菜を買う人が減っているってことでしょ。何とかなるよ。」
Bさん「そっか。じゃ、先生このデーターをください。」


場所は職員室。ネット接続をしているPCを前にしての会話でした。
隣で仕事をしていた職員は、目を丸くして聞き入っていました。

天候や価格の問題もあるので、ストレートに使えるかどうかは、難しいところですが
いつも間にか、自然にこんな会話ができるようになったわがクラスの子ども。

驚きとともに、うれしく、誇らしくなった瞬間でした。

でも、この教材。子どもたちが望む資料を探すのが難しいですね。
理解に時間がかかる子にとっては、
自分の意見を決めることや
それを裏付けるためにどんな資料が必要なのかを考えることも、
大きなハードルです。

がんばれ、子どもたち。
意見交流会は、来週の土曜日です。
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