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毎日寒い日が続きますね。コロナも全然収まらないし、どこにも出かけられません
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なので今回は私が、お薬による難聴について少しお話しをしますね。
難聴は普通、お耳の病気中耳炎とか、高齢者の方によくみられる症状ですが、医薬品によって引き起こされる場合もあるんですよ。
お耳は外耳、中耳、内耳に分けられます。外耳、中耳は音、すなわち空気の振動を伝え、内耳はそれを電気信号に変える役割があります。薬による難聴は、医薬品によって内耳が障害を受けた結果生じます。
代表的なものとしてアミノグリコシド系抗菌薬、ストレプロマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシンなどの抗結核薬。シスプラチンという抗がん剤。アスピリンなどのサリチル酸剤という解熱消炎鎮痛薬。フロセミドに代表されるループ利尿剤などです。
このうち、アミノグリコシド系抗菌薬やシスプラチンでは、一旦生ずると治りづらい難聴が生じます。一方、アスピリンやフロセミドによる難聴は投与を中止するとほとんどが正常に回復します。
症状は薬剤投与後に出現し、徐々にひどくなります。難聴のほかに耳鳴りや耳がつまった感じ、ふらつきが生じることもあります。
このような症状がみられた場合には、かかりつけのお医者さんや薬剤師に連絡して、すみやかに耳鼻咽喉科を受診してくださいね
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(参考資料:厚生労働省・重篤副作用疾患別対応マニュアル・難聴)
余談ですが、昔は結核で入院してストレプトマイシンで治療をし難聴になった人の事を、ストマイつ●ぼなんて言ってたらしいですよ
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