これまで関心がなかったものに、とつぜん目覚めることがある。これまで関心がなかった人間に、とつぜん目覚めることがある。よそいなおした瞬間においしく見えたと云うか、そんな感じでコレは是非にも正月か大晦日、あるいはクリスマス・イブでもいいのですが、それほど豪華版だと思ったって意味です。
良い素材と良い素材を合わせたら豪華になると思っている人は多いかしらないが、それは誤まりと云いたい気持ちを強くした。以前から世間が認める素材だというのを否定はしないがそんなもんじゃない。選りすぐりの素材は京料理をみれば一目瞭然だが、料理人をないがしろにしてグルメ雑誌にならないと思う。
今日の日記の中身はグルメはグルメでも超豪華版のグルメと言いたいが、それだけは遠慮して言わないでおくことにした。それにしてもあの番組の料理人は誰だろう?世間にうといから名前をきいても知らないと思うが、これを機会にどんな人物なのか知るには正月辺りの番組で再放送してほしいものだ。
欲を言えば同じ素材、同じ料理人で新たな番組を作ってでも見せてほしいと思うが、今年の初夢をみなかったからこれで埋め合わせして貰えないだろうか。こんな虫のいいことを夢の神さんにねだれるものならねだりたい。大泉洋を名優にした鎌倉殿の料理人も実にすばらしかったが、それに優るとも劣らない。
サザンオールスターズ、原由子と大泉洋の会話のナンテ素晴らしいこと。ウットリさせてくれる番組構成!それをさらにサザンのメンバーたちが盛りあげてくれている。誰ひとり出しゃばる者なく、料理人の余計な解説もモチロンなくて、視聴者は料理の味を心ゆくまで満喫・堪能できる仕掛け。
あのなかの誰ひとり入れ替わっていい者はおらず、誰が欠けても味がまとまらなくなるのでないか。音楽番組でこんなに感動したのは嘗てなかった。年末年始の愛でたいご馳走を今から語っても、まあ、鬼も哂うまい。もう二か月を切ったのだから。来年の初夢は空振りに終わったってならなければいいなあ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます