隣の建物の屋上。
その屋上の手すりに奇妙な物体を発見した。
何か黒く平たくごつごつした物。
屋上に人はほとんど立ち入らない。それだというのに誰が何を置いたのか。
うちを覗くカメラが付けられているのかしらと戦々恐々する……石。
うん、石なのよ、たぶん。
距離があって良くわからないし、カメラの望遠を使ったところでコンパクトカメラなので限度ある。ひとまず、石っぽいというのは分かった。
さて、誰が置いたのかということ。
子供?
子供は上らない。こっそり上ることはあるが、それほど機会はない。
大人は? 大人が上るのは用がある人のみ。いや、関係者以外の場合、問題だよ上がるの。
屋上に使われた金属部分に鴉が下りた。
……何気ない風景。
「あっ、カラスが運んで置いた?」
なぜその石(とおもわれるもの)を運んだか不明だが、あり得そうな気がした。物運ぶというし、一番その屋上に来るのは鴉だ。
それでも答えは出ない、謎のまま。
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