目指すなら

自分たちが関わるすべてのものにおいて、その者が上を向いて目指しているなら止めろという理由は何もない。

ただ、その本人がやろうとしているかどうかは本当に気になる。

世の中には弱者の法則をうたって、強いものに勝つ著書が溢れていて、買っただけで、読んだだけで、勝てるような錯覚を覚えさせる本も少なくない。

しかしながら、読むだけで強くなる本なんてないのではないかと失礼ながら申し上げたい。

その本を買って満足するもの、読んで満足するものに、果たしてその者が目指す目標が達成できたかどうか。


そんな本の情報を知らない者でも、無我夢中でバットを振り続けている者には、いつの日か諦めていた厳しい球が当たり前に感じられる場面が来る。

紛れもなくその瞬間を味わえるのは、続けたものだけに訪れる。

僕はそう思っている。

続けることは本当に苦しい。
褒めてくれる人ばかりはいないことが事実。

ご褒美はやったあとに訪れる。

フルマラソンの後のハーフは本当に楽だった。