がんばれ!邑久高野球部

野球が大好きな父ちゃんのひとりごと

親の背中

2010-01-14 21:12:30 | テレビ
僕がテレビで見たその方は、一人で4人の子供を育てていらっしゃった。
その方の目標は、子供達に高校を卒業させてあげること。

世間の冷たい視線を子供達への強い強い思いで乗り切っていた。
飲食店で直向に働く。
生きるために残飯さえ貰って帰っていた。
電気や水道が止まったこともあったらしい。

寝る間を惜しみ、長時間労働を何年も続け、やっと長男を高校に進学させた。

しかし、長男は学校に行かなくなった。

ただの反抗期だと諦めていた時、事実が発覚する。
大工として働いていたのだ。

それだけではない。

お金を持っていない小学生の子供達も、その方のために化粧品や化粧水の試供品を自分の足でかき集めていた。
(僕はテレビを見ながら、とにかく泣いていた)


4人の子供達は、この世の中で「唯一尊敬する人」と、はばからず言っていた。
その方を楽にさせたい思いは、共通のものだった。

親ががむしゃらにがんばれば、きっと言葉などなくてもいいんですね。
勉強になります。


そのVTRを観たあるタレントの方が言った一言が、なんとも腹立たしい。
「そんな子供なら欲しいわ。」

「育ててみろ!ボケ」とテレビに向かって叫んでいた。

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