学校の勉強

学校の勉強なんて社会に出たら役に立たないと思っている皆さん。
それは、たぶん誤解です。

考え方の視点を変えてみると案外わかりやすいのではないかと私は思います。
今の高校の勉強は、確かに受験を意識した内容になっていると思います。

履修をするにも、自分が目指す大学の教科を中心に行います。
皆さんの頭の中は、その大学の受験科目が何かということだけが大半を占めていると思います。

でも、そんな目標でいいのでしょうか？

入ることが目標であれば、入試に受かった時点で目標達成です。
目標が達成できたのなら、大学で学ぶ必要も無いのではないでしょうか。

勘違いして欲しくないのは、今は人と競うために勉強している（若しくはやらされている）かもしれませんが、学ぶということは自分を高めるためにするものです。

「学校の勉強なんて社会では役に立たない」なんて言葉が出るということは、目標の立て方自体が違うんではないかと思えて仕方ないのです。

「では、学校で何を勉強すれば社会で役立つの？」と聞かれて答えられる人は、高校までに自分の将来の目標を見つけることができたすごい人です。尊敬します。

例え方が下手で申し訳ないですが、プロ野球に進もうと思っている人が、基本のキャッチボールやルールを疎かにしますか？

そんなこと絶対にしないですよね。

高校までにいろんなことを学びますが、皆さんが学んでいることは生活していく中で必ず必要なことです。生活していく中で必要ない科目なんて無いですよね。

皆さんの頭の中は、仕事をするために役に立つかどうかに偏りすぎているように思うのです。そうではなくて、生活していくことを考えると知識は多いほうがいいのです。

知らないより知っているほうが得をすることは、たくさんあるんですよ。
法律なんて特にそうです。

知らないから捕まらないなんてことはありませんから・・・


ちなみに、こんな話が僕の近くでありました。

それは、顕著な活躍をされた人が亡くなって、その方に哀悼の意を表すために、国旗を「半旗」にしようと話し合っていた時のことです。（半旗がわからない人は誰かに聞いてみてください。）

何を思ったか、その方は「半旗はうちの会社には無いからホームセンターへ行ってきます。」と買いに行こうとしたのでした。

私は、いっそのこと半分に切るぐらいのことを言ったら、ＷＩＴに富んでいて良いのに、と思いましたが、本当に買いに行こうとする姿を見て、複雑な気分に陥ったのでした。

残念ながら、邑久高のＯＢの方です。
やっぱり知識はあったほうがいいのです。


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