おおいた豊後ルネサンス 2010/大分県民芸術文化祭参加行事
中野振一郎チェンバロリサイタルのご案内です。
大友宗麟の大航海時代からバロックまで
チェンバロはいつも音楽の主役でした。
イタリア・スペイン・ポルトガルのチェンバロ音楽を
楽しいおしゃべりと華麗な演奏と共に
11月19日(金)【日田】
18:00開場-18:30開演
会場/日田パトリア小ホール
ホールがサロンに変身。チェンバロを囲む席を100席
余り設けます。勿論、階段席、二階の席もありますので、
場所を変えてお聴きになれます。
11月20日(土)【大分】
18:00開場-18:30開演
会場/ iichiko 音の泉ホール
大分・音の泉ホールにはチェンバロの仲間ヴァージナルが登場します。
プログラム
南蛮音楽事始
作者不詳
「王のサルタレッロ」ト調
「バッサメッゾ」ハ調
バロック誕生
G.フレスコバルディ
バレット、コレンテ&バッサカーリ ホ調
トッカータ 第9番 ヘ調
18世紀~チェンバロ・ソナタ
D.スカルラッティ/2つのソナタ 変ホ長調(K.192&193)
A.ソレル/ソナタ
●チケット
一般¥3,000 シニア(75歳以上)¥2,000
ジュニア(高校生以下)¥1,500
《チケットは大分・日田ともに共通》
●取扱い
全国ローソンチケット(Lコード:86017)
大分:iichiko総合文化センター1Fインフォメーション
トキハ会館3階、ビートパワー(097-538-1386)
別府:トキハ別府店インフォメーション、エトウ南海堂
日田:大石楽器店、シミズ楽器、宇野楽器、橋本楽器店、コトブキレコード
共催/財団法人 大分県文化スポーツ振興財団、大分パイロットクラブ
後援/大分県、大分県民芸術文化実行委員会、大分県芸術文化振興会議、
朝日新聞社、大分合同新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、
読売新聞西部本社(50音順)、OBS大分放送、TOSテレビ大分
OAB大分朝日放送、KCVコミュニケーションズ
主催/NPOおおいた豊後ルネサンス TEL・FAX/097-543-5033
http://oitabungo.org
中野振一郎プロフィール
90年10~11月に大阪で開いた4回連続の独奏会「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」により
「大阪文化祭金賞」等を受賞。翌年7月にはフランスの「ヴェルサイユ古楽フェスティバル」の
クープラン・サイクルに日本代表として参加。92年6月、「バークレー古楽フェスティバル」へ
最年少の独奏家として招かれる。93年ロンドンの独奏会場ウィグモア・ホールのデビュー・リサイタルを開き、
「日本人には珍しいパーソナリティーを持っている。」と的確な評価を受けた。94年10~12月には
スタンデイジとの二重奏を含む3回連続の演奏会「チェンバロ三夜物語」を東京で開く。
95年3、6、10月と日本経済新聞社主催の
「日経リサイタルシリーズ/ワークショップ オブ ミュージック」に出演。
99年2月のドイツ招聘演奏旅行ではコレギウム・ムジクム・テレマンを率いて見事に聴衆を沸かせ、
ソリストとしてだけではなく、オーケストラの音楽を構成するディレクターとしての魅力を
国際的にアピールすることができた。また99年の10月にはバッハの大曲「ゴルトベルク変奏曲」を
CD収録し、11月には東京・名古屋で、12月には大阪で公演。
「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」
「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」
「この基本的な解釈にさらなる年輪が刻まれるのを見守っていきたい」
(音楽評論家・岡本稔氏=1999年11月9日付日本経済新聞・夕刊)と絶賛された。
12月の大阪公演はこれを皮切りに毎年行われている。
更に2001年11月に大阪で開いた二夜連続のソロリサイタルではバロック期の
フランス音楽を多角的に紹介。演奏はもちろん、多彩かつ高度な企画力についても評価された。
2003年1月には東京国立博物館主催による初の室内楽のコンサートに出演。
文化庁長官:河合隼雄氏との共演などで話題を呼んだ。CDの収録にも意欲的で、
過去にリリースしたソロ・アルバムは好評。2000年に出した「ゴルトベルク変奏曲」は
ヒストリカルとモダンを弾き分けるという誰にも真似の出来ない演奏と発想でレコード・アカデミー賞に輝いた。
また、ソロだけにとどまらず、2000年12月には手勢のコレギウム・ムジクム・テレマンとのセッションに
よる初めてのディスク「バッハ/チェンバロ協奏曲集」(日本コロムビア:DENON)をリリース。
続く2002年1月にも同メンバーによるテレマンの作品集「テレマン/昔と今の諸国の人々」
(ナミ・レコード:ライヴノーツ)を発売。更に6月にも「ラ・フォリア」、
「バッハ以降のチェンバロ協奏曲集」を、また7月には「調子の良い鍛冶屋」「ラ・ヴィクトワール」を
マイスター・ミュージックのムジカ・フマーナ・レーベルより発売。
2003年5月にはバッハアルヒーフ主催の「バッハ フェスティバル イン ライプツィヒ 2003」に参加。
J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲、C.P.E.バッハ/チェンバロ協奏曲イ短調Wq.1(世界初演)等を演奏し、
好評を博す。2004年5月にはソロCD「バッハ:フランス組曲」をリリースし、
雑誌「レコード芸術」(2004年6月号)で「特薦盤」となる。2004年8月、
ドイツで行われたソロ・リサイタル・ツアーでは地元紙から「“例外”のチェンバリスト」、
「耳のご馳走」など大絶賛された。2004年10月にC.P.E.バッハの作品を取り上げ行った
リサイタル(大阪・イシハラホール)が、2004年度文化庁芸術祭・大賞を受賞。
また2009年には生誕350年と没後250年に当たるパーセルとヘンデルのCDをそれぞれリリース。
二枚とも同時に雑誌「レコード芸術」の特薦盤となり話題を呼ぶ。
さらにパーセルのディスクは第47回レコード・アカデミー賞(音楽之友社)に輝いたことは記憶に新しい。