学生時代、大体の人は黒歴史があると思うんですよね。
「恥ずかしい」と思うものもあれば「納得できない」と思うもの、はたまた「何故あんなことをしてしまったのだろう」という罪の意識、人それぞれあると思います。
僕にも沢山ありますが、今でも時々思い出して嫌になるのは3つ目、罪の意識です。
高2の時に年下の子、つまり後輩から告白されたことがあります。
僕は1日ほど空け、「ごめんね」の返事をしました。
なぜ1日空けてしまったんだろう?
当時の僕は自分でも分からず、まるでイタズラをした子どもが親に釈明するかのように「理由」を作りました。
「1日考えた」と。
嫌いな言葉なので使用を避けていましたが、つまり「言い訳」です。
(「理由」や「自己分析」を「言い訳」だと揶揄する人もいるので、それがトラウマになってます。それが嫌いな理由です)
しかし、この件は紛れも無く「言い訳」だったと思います。
僕は元々、その後輩を告白を受け入れるつもりはありませんでした。
にも関わらず、僕は選択を間違えました。
今思えば、それが始まりだったのかもしれません。
その後輩はもう1度、僕に気持ちを伝えてくれました。
「後輩じゃなく、1人の女の子として見てほしい。1日じゃなく、もっと考えてほしい」
僕は…その言葉から逃げました。
最初は「その子を傷付けない選択をしたい」という気持ちのまま、何を言うべきか悩み続けました。
考えれば考えるほど辛くなって、解放されたくて、僕は答えを出すことを諦めてしまいました。
当時は別件で自分のクラスメイトに関する悩みもあり、ただでさえ余裕の無い精神状態でした。
そんなものが理由にならない事は分かっています。
それでも「どうしようもなく辛かった」という事だけは書かせて下さい。
僕はその気持ちに答えないまま、過ごしました。
高3の頃、「僕がその後輩に『しつこい』と言った」という噂まで流れたと聞き、更に人間不信が加速しました。
根も葉もない噂を流され、皆それを馬鹿正直に信じる。
そういう世界でも僕は笑って過ごしていました。
笑ってると、誰も助けてくれません。
逆に誰もがナイフを振り回し、心を切り刻んで来ます。
それが「僕が犯した罪」に対する罰だとしたら、僕はどうしようもないクズだと思います。
その噂がその後輩に伝わった、という話も聞き、僕はその子を傷付けてしまったんだと自覚しました。
何故あんな選択をしてしまったのか。
クズなりに後悔しながらも、僕も高2の時のクラスメイトに恋をしていました。
その人に僕は3回告白しました。
その人は3回とも、ちゃんと返事をくれました。
全て振られましたが、「その人を好きすぎるあまりに辛かった気持ち」が少し軽くなりました。
ああ、やっぱり僕はクズだった。
同時に襲ってきたのは自己嫌悪。
以前、僕は「高校のクラスメイトへの恋愛感情」を「アイドルへの愛」に変え、乃木オタになったと書きました。
でも、罪の気持ちは消えません。
消してはいけないんだと思います。
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