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ある日の私

2020-11-07 01:45:00 | 日記
久しぶりに彼女に会える。

その事実に僕の心は高揚していた。

よく眠れなかったはずなのに、朝は何だか気分が良い。

家を出て、自転車に乗り、最寄り駅に着くとICカードに2000円をチャージした。

まだ電光掲示板を見ると、ちょうど良いタイミングで電車が来るらしい。

僕はその電車に乗り、「その場所」へと向かった。


電車に揺られて1時間程度。

目的の駅に着くとエスカレーターを上がり、しばらく歩く。

大勢の人が集まっている場所。

活気のあるその場所に着いた僕は「やはり人気があるんだな」と再認識した。

僕は「彼女」に会うため、「その場所」へと向かう。



それから暫く経った。

そこに「彼女」はいた。
いつもの眩しい笑顔。
やはり僕はこの人が好きだ。
彼女の手を握る。

僕はこう言おうとした。
「真後ろに髪の長い女の人いるけど、誰?」

しかし「彼女」は僕の言葉を「いるけど」と「け」辺りで遮り笑顔のまま

「いねーわ」と言った。
まるでラバーガールの飛永翼さんのツッコミのような華麗な返しに、僕は脱帽した。

続けて彼女は笑顔のまま「怖いからやめて?」と言った。

僕は「ごめんね」と謝罪した。
彼女に釣られて笑ってしまっていた僕は、形だけの誠意の無い謝罪をしてしまった。
「これぐらいなら許してくれるだろう」と甘えていたのだろう。

彼女は「やだ!」と言った。笑顔のまま。
握った手の力が強くなる。

僕は彼女に…


















何も言えなくなった。












以上、ある日の上村莉菜さんとの握手会のレポでした。


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