NHK大河ドラマ「西郷どん」が始まった。西田敏行さん、あなたは冒頭、『もつ一つ確かなことは、この男がいなかったら新しい日本はうまれませんでした』と西郷隆盛を紹介しました。
でもそれは違うと思います。西郷たちが明治維新を始めるより10数年も前、幕府はすでに日米和親条約を結び、国を開き、新しい日本の船出をしていました。それは徳川幕府を中心としてオールジャパンで英知を結集して進んでいくものでした。
しかしやがてオールジャパンは嫌だと、薩摩は長州と手を組んでクーデター(教科書では、王政復古のクーデターという)を起こし、政権を奪取しました。徳川の慶喜さんは戦争が嫌いなうえ相手が天皇を担いでいるので、全力を挙げて戦えば勝つことは分かっていても薩長に政権を譲りました。薩長は生麦事件や禁門の変に見られるように日本でも突出して暴れん坊の藩でした。案の定この両藩がリードして始まった3/4世紀にわたる日本は戦争につぐ戦争、とうとう国を破滅に至らせました。
西郷たちの新しい日本は天皇を日本の政治のトップに据えました(王政復古)。これは絶対してはいけなかった。なぜなら外国と戦争して負けたら天皇は戦争責任を問われる。そして暴れん坊たちはやはりその通りにしてしまった。
もし薩長ではなく、徳川慶喜さんを中心としたオールジャパンで新しい日本が進んでいたら、会津や函館などの戊辰戦争もなく、徳川は2百年来戦争嫌いだし、徳川の江戸時代、日本と朝鮮は親しい関係だったので征韓論という話は無く、よって朝鮮にちょっかいを出すこともなく、従って日清戦争も起こらず、よって日露戦争もなく、されば満州に進出することもないので、日中戦争もなく、よって米英から睨まれることもないので太平洋戦争もあり得ない。
従って、多くの日本の若者が戦地や特攻隊で命を落とすこともなく、日本国土が焦土と化すこともなく、原爆を落とされることもなく、シベリア抑留もなく、中国残留孤児もなく、アメリカ移民の日本人が苦労することもなく、沖縄の人の戦中の苦難や現在の基地問題もなく、尖閣や竹島、北方領土などの領土問題もなく、慰安婦問題もなく、北朝鮮から拉致や脅威を受けることもなく、憲法9条問題もなく、そして戦争相手国の方々に迷惑、不幸を与えることもなく、そして天皇は普通に天皇として日本国民や世界から尊敬されるという、平和で素晴らしい国になっていたのではないかと想像します。
でもそれは違うと思います。西郷たちが明治維新を始めるより10数年も前、幕府はすでに日米和親条約を結び、国を開き、新しい日本の船出をしていました。それは徳川幕府を中心としてオールジャパンで英知を結集して進んでいくものでした。
しかしやがてオールジャパンは嫌だと、薩摩は長州と手を組んでクーデター(教科書では、王政復古のクーデターという)を起こし、政権を奪取しました。徳川の慶喜さんは戦争が嫌いなうえ相手が天皇を担いでいるので、全力を挙げて戦えば勝つことは分かっていても薩長に政権を譲りました。薩長は生麦事件や禁門の変に見られるように日本でも突出して暴れん坊の藩でした。案の定この両藩がリードして始まった3/4世紀にわたる日本は戦争につぐ戦争、とうとう国を破滅に至らせました。
西郷たちの新しい日本は天皇を日本の政治のトップに据えました(王政復古)。これは絶対してはいけなかった。なぜなら外国と戦争して負けたら天皇は戦争責任を問われる。そして暴れん坊たちはやはりその通りにしてしまった。
もし薩長ではなく、徳川慶喜さんを中心としたオールジャパンで新しい日本が進んでいたら、会津や函館などの戊辰戦争もなく、徳川は2百年来戦争嫌いだし、徳川の江戸時代、日本と朝鮮は親しい関係だったので征韓論という話は無く、よって朝鮮にちょっかいを出すこともなく、従って日清戦争も起こらず、よって日露戦争もなく、されば満州に進出することもないので、日中戦争もなく、よって米英から睨まれることもないので太平洋戦争もあり得ない。
従って、多くの日本の若者が戦地や特攻隊で命を落とすこともなく、日本国土が焦土と化すこともなく、原爆を落とされることもなく、シベリア抑留もなく、中国残留孤児もなく、アメリカ移民の日本人が苦労することもなく、沖縄の人の戦中の苦難や現在の基地問題もなく、尖閣や竹島、北方領土などの領土問題もなく、慰安婦問題もなく、北朝鮮から拉致や脅威を受けることもなく、憲法9条問題もなく、そして戦争相手国の方々に迷惑、不幸を与えることもなく、そして天皇は普通に天皇として日本国民や世界から尊敬されるという、平和で素晴らしい国になっていたのではないかと想像します。