集団的自衛権行使に反対するデモ行進(高槻市)
夕べ集団的自衛権行使容認の動きに反対のデモ行進が高槻市で行われました。
安倍政権は領土拡大に強欲な中国や核兵器で恫喝する北朝鮮、そして西洋文明を
暴力で否定するテロリズム等との戦いで米軍と一緒に国を守ると言って、集団的自
衛権行使容認に憲法解釈で強引に突き進もうと企んでいますそのために彼ら安倍
政権は集団的自衛権行使の容認に一番の障害になる憲法第9条で謳われる「武力
による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを
放棄する」。これを自分達に都合の良いように変えようと企んでいます、言語道断こ
んな事は絶対にあってはならないことです。憲法とは本来為政者が勝手に暴走しな
いように為政者の手を縛るものです、それが為政者の都合でチョクチョク替えられた
のでは、憲法の意味を成さなくなります。本当に変えたいのであれば、憲法第96
条は第1項で「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、
国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。こ
の承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票におい
て、その過半数の賛成を必要とする。」圧倒的多数の国民が支持する第9条
の改悪が思うように行かなからと言って安倍政権の手々で解釈改憲で変えよ
うとする企みは絶対に許していけません。
この集団的自衛権の容認は保守自民党
内や元自衛隊員の中でも反対する人が
います。元3等陸曹レンジャー隊員の
井筒高雄さんは言います「日本が攻撃
もされていないのに戦争をしますか。
本当に正気で耐えられますか。私は絶
対に嫌です。だからカンボジャに派兵
するPKO(国連平和維持活動)法成立機
に93年自衛隊を辞めました。「集団
的自衛権を行使して、海外で戦争するよ
うになれば、自衛隊員だけの問題では済
まないです」「自衛隊員のなり手が減れば、次は一般国民が動員される。軍は
どの作戦でも死ぬ人、”捨て駒”になる人が何%になるか常に計算して行動し
ます。お金と時間をかけて養成した軍人は温存し、米国のように、民間軍事会
社が出現することも予想できます。だから集団的自衛権は本当に国民一人
一人が考えるべき問題のなのです」また元2等陸佐の神田貫太さんも言います。
「米国と一緒に、日本防衛と何の関係もない戦争で命をかけることに何の意味
もない。自衛隊も憲法9条によって守られてきたんだと思います」元陸自1尉
だった加藤好美さんも言います集団的自衛権が行使されたら「(海外派遣)が
希望ではなく命令になる。否応なしに派兵させられる。志願制度のもとでは自
衛隊は成りてがいなくなり、結局徴兵制敷かざる得なくなる事を心配していま
す」 以上赤旗日曜版5月25日号より引用
集団的自衛権行使に賛成者の論拠の一つに日本の防衛をアメリカにオンブに抱
っこで任せていいのか。と言いますが、アメリカ軍は決して日本を守るために
駐留しているだけではなく、自国の権益を守るためにいるのです。そのために
日本は毎年約5000億円位の税金で駐留するアメリカ軍の経費の負担をし、
尚且つ日本の国土の9%程度を米軍基地に提供しています、沖縄に至っては約
沖縄本島の11%を占め、日本全土の米軍基地の70%が沖縄に集中している
と言われています。確かにこの米軍の存在が中国の横暴に一定の役割を果たし
ている事は否めませんが、本来なら尖閣諸島とか竹島等領土問題にしても武力
でもって抑えるべきでなく、辛抱強く平和的な交渉で解決すべきです。
中国と日本が戦争が起きると言う予想が危機感を持って語られる昨今だからこ
そ切実に思います。世界に唯一と言われる憲法9条を今こそ世界に広める努力
を日本政府はすべきです。戦争で勝者も敗者も莫大な損害を被る事は先の大戦
で学んでいるはずです。
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