2022年度版・薔薇の花「ザ・シェパーデス」~モネの色彩と「Rose Library」(62)
2022-10-05 06:42:30
モネの色彩「軽井沢レイクガーデン」2022年6月28日現在
四季折々に語りかけるナチュラルガーデン
イングリッシュローズ、フレンチローズ中心に約400種類のバラと宿根草約300種類を植栽
「フレンチローズガーデン」
フレンチローズを中心とし、クレマチスとバラのバーゴラが魅力のエリア
「ラビリンスローズガーデン」
宿根草とバラの競演が楽しめる、石に囲まれたウッドランド内のエリア
「フレグランスローズパス」
日本最大級の長さを誇るバラの小径で香り豊かなバラを存分に楽しめるエリア
「イングリッシュローズガーデン」
イングリッシュローズを中心に160種600株の英国系バラが楽しめるエリア
クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)
印象派を代表するフランスの画家。
1840年フランス生まれの印象派、クロード・モネ。彼は「印象派」を生み出すきっかけとなった作品「印象・日の出」を描いた人物である。17歳のときパリに出て風景画制作に没頭していた時、ルノアールやセザンヌ等と出会い、1874年に彼らとともに開催した展覧会に彼が出品した作品「印象・日の出」によって、印象派が確立された。モネは「光のモネ」と言われるだけあって、同じ題材でも、1日のうちに光の加減などで見え方、写り方が違ってくるため光の効果を永延と研究し、描き続けた画家としても有名。
「日本にあるモネの作品一覧」
「睡蓮」
口語短歌
「水面の 変化を捉え 表現し 外の世界が 暗示に満る」
モネは1899年から睡蓮を描いていますが、現在、オランジュリー美術館の「睡蓮の間」に展示されている最晩年の「睡蓮」大装飾画にいたるまで、「睡蓮」を主題とした作品は約200点残されています。モネは、最初睡蓮の池と日本風の橋の風景を空間として捉えた作品を描いていますが、彼の興味は、次第に睡蓮の浮かぶ水面に向けられていきます。モネは同じモティーフを描くことで、季節や時間とともに変化する光の効果を捉えようとしました。太陽の光は、季節や天気、時間帯によって異なります。朝の光は白くまぶしく、夕暮れ時の光は桃色やオレンジに見えます。同じ主題で異なる時間帯に描かれた作品を並べることで刻一刻と移りゆく光の表情を表現できるのです。この作品では、水面のさまざまな光による変化を捉えることで、空の色や雲の動き、周囲の木々の存在、水面の下の世界などを表現し、画面外の世界の存在の暗示と象徴に満ちています。
ウィルデンシュタイン作品番号 w. 1699
制作年年
技法・素材 油彩・キャンパス
サイズ縦×93.3cm×89.2cm
所蔵先 ポーラ美術館
参照
https://www.polamuseum.or.jp/collection/006-0360/
※ウィルデンシュタイン作品番号(英語: Wildenstein Index Number)は、ダニエル・ウィルデンシュタインおよびその一族・会社が編纂したクロード・モネ、エドゥアール・マネ、ポール・ゴーギャンといった画家のカタログ・レゾネ(総作品目録)において付された作品番号。作品の真贋査定に使われることが多い。
「ザ・シェパーデス」2022年6月28日撮影
口語短歌
「優しげな アプリコットピンク レモン香の 強い香りで 人を惹きつける」
ザ シェパーデス は、深めのカップ咲きで3~5輪の房咲きになり、花つきがよい品種です。トゲが少なく扱いやすい。イギリスの育種家 David Austin が作出した品種です。シュラブ系統ですが、珍しく直立性の樹形になり樹形が乱れません。オースチンが作出する多くの品種は、半つる性ですがザシェーパーデスは、珍しく半直立性のまとまりのよい樹形になります。
花色は、優しげなアプリコットピンク。気温によって、サーモンピンクの様な色合いになったり、イエローがかったりします。中輪のディープカップ咲きで、数輪房状に花をつけます。
レモン香を含む、フルーティーな強い香り。コンパクトにまとまるので、鉢植えにも向いています。
品種名 ザ・シェパーデス
分類と系統 シュラブ
原名 The Shepherdess
咲く時期 四季咲き
花形 オープンカップ咲き
花色
花径 中輪
香り 強香
作出年2005年 作出者デビッド・オースチン 作出国イギリス
参照
https://www.anmin.biz/2021/06/27/the-shepherdess/
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