アフリカ南部を流れるザンベジ川の中流、ジンバブエとザンビアのちょうど国境に位置するヴィクトリアの滝は、南米のイグアス、北米のナイアガラと並んで「世界三大瀑布」のひとつに数えられる、世界最大規模の滝です。1989年にはジンバブエ側・ザンビア側ともに世界遺産に登録されました。
「雷鳴の轟く水煙」
口語短歌
「水煙の 雷鳴轟く ヴィクトリア 滝の全貌 覆い隠すも」
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ヴィクトリアの滝の大きさは、幅1.7km、落差108mを誇り、水量は雨季の最も多い時期で毎分5億リットルにもなり、その落差や幅、水量から見ても、イグアスの滝と並んで世界最大といえる規模。ザンビアでは「雷鳴の轟く水煙」を意味する「モシ・オ・トゥニャ」と呼ばれますが、その名前の通り、800~1000mの高さまで水煙を上げながら、轟音とともに大量の水が滝壺へと流れ落ちていきます。時には滝の全貌を覆い隠してしまうといいます。また、大量の水が空気を巻き込みながら時速150kmもの速さで落下するため、滝壺付近には風速20mという強風が吹き荒れ、まるで嵐のような状態になっています。
「雨季と乾季で一変する景観」
口語短歌
「景観は 雨季と乾季で 激変も 滝つぼに降る 乾季お勧め」
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ザンベジ川流域は11~4月が雨季、5~10月が乾季となります。水量がピークを迎える4月と最も少なくなる11月では、なんと10倍もの差が生まれ、このため、季節によってその景観も一変するのです。「水量が多い=水煙が高い」ということで、噴煙が多すぎて滝壺はもちろん、滝本体さえ見ることも難しいという状況になり、滝の正面にある遊歩道を歩けば、まるでシャワーのように水が降り注いでくるのです。そのため、滝全体を見たいという人には乾季がオススメだそうです。迫力は雨季に劣りますが、滝の淵にできた小島に徒歩で渡れるほか、滝壺にも降りることができます。
「滝を堪能できる豊富なアクティビティ」
口語短歌
「ヴィクトリア 滝を堪能 アクティビティ 遊覧飛行 バンジージャンプも」
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ヴィクトリアの滝周辺は、ザンビア側にもジンバブエ側にも遊歩道が設けられており、柵のない部分も多いため、断崖の先端から間近に滝を眺めることができます。また、地上からだけでなく、ヘリコプターやハンググライダーでの遊覧飛行、ラフティングといった定番のアクティビティに加え、ヴィクトリアの滝のすぐ下流にあり、ジンバブエとザンビアを結ぶヴィクトリアフォールズ橋から飛び降りる、高さ111mのバンジージャンプなど、滝を活用したアクティビティも豊富に用意されています。
「世界一怖いプール」
口語短歌
「過激すぎ デビルズプール 天然の 滝つぼ落ちる スリル満点も」
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ヴィクトリアの滝の過激なアトラクションのひとつとして有名なのが、「デビルズプール」と呼ばれる天然のプール。なんと、このプールは今にも滝壺に落れ落ちようとするギリギリの場所にあり、偶然できた窪みが天然のプールのようになっているのです。このデビルズプールの部分は水の流れがゆるやかになっているほか、地元のガイドさんが指示してくれるので、一般の観光客でも安全に泳ぐことができるのだそうです。柵も設けられていないプールはスリル満点です。
参照
https://do-cca.com/2018/07/11/zekkei-victoria-falls/
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇」
「プリンセス・アレキサンドリア・オブ・ケント」2021年8月7日撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/43/b4608fe8e944946e7d28fd6dce030ec0.jpg)