「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・10松風(まつかぜ)」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・10松風(まつかぜ)」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。



かねてより造営中であった二条東院が完成し、源氏は西の対に花散里を住まわせた。明石の君を東の対にと考える源氏だが、明石の君は身の程を思い決心できない。そこで明石の入道は大堰川のほとりに娘を住まわせるための家を用意した。明石の君は、入道と涙ながらに今生の別れをし、娘とともに移り住んだ。口実をつくり紫の上の不満をかわした源氏が明石の君を訪れる。三年ぶりに再会したふたりだが、源氏は成長した我が子の将来を思い描く。二条院に戻った源氏は紫の上に明石の君との娘の養育を持ちかける。子どもが好きな紫の上は満更でもない様子だった。
源氏物語巻名歌・10松風(まつかぜ)
歌の背景
光源氏三十一歳。明石の君の一行は上洛し大堰に住むが、源氏はあまり訪れない。明石君はかつて源氏から贈られた琴を奏し、明石君の母の尼上はその音を耳にして、わびしさを歌に詠む。


「身を変へて 一人帰れる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く」 明石の尼君



返歌
「訪ねしは 秋の愁いに かこつけて 明石の君に こころ届ける」


幼い姫君の住む山荘を訪ねます。幼い姫君を見て思わず可愛らしくなり、頭を撫でようとしているところです。
※当時の部屋は1つの空間が広い為に、人々が住む空間は几帳や御簾で仕切られていて、人目につかないようにされていたようです。

参照
https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/2493/#toc-24
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