「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・20行幸」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・20行幸」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

 24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。

源氏物語巻名歌・20行幸

歌の背景

光源氏三十六歳。大原野への行幸で、冷泉帝の姿を目にして感銘する玉鬘に、源氏は宮仕えをすすめる。

「うちきらし 朝ぐもりせし 行幸には さやかに空の 光やは見し」 玉鬘

朝曇りした雪空でございましたから。空の光…帝のお姿を拝することなど、どうしてできましたでしょうか

「あかねさす 光は空に 曇らぬを などて行幸に 目をきらしけむ」 光源氏

日の光は曇りなく輝いていましたのに、どうして行幸の日に雪のために目を曇らせたのでしょう

返歌

「自らが 出仕の気持ち 見せるのは 出過ぎたことと 思われもする」

 

「源氏から 内大臣に ありのまま 打ち明けること 思いめぐらす」

源氏の殿は玉鬘に強くひかれながらも仮に妻としたときの周囲のわずらわしさを思わずにはいられません。 そこで源氏の殿は、玉鬘に尚侍(ないしのかみ)として宮仕えするようおすすめになり、十二月の冷泉帝の大原野行幸(おおはらのぎょうこう)のご見物に行かせます。 源氏の殿に瓜二つで見目麗しい帝に、玉鬘は心動かされますが、まだ答えは出しかねていました。「あの帝にお仕えできるのです。ご決心なさい」源氏の殿は玉鬘の入内(じゅだい)を実現するために、裳着(もぎ)の式(成人式)をご計画なさいます。腰結(こしゆ)いの役は、内大臣をおいてほかはなく、晴れて実の父子のご対面となりました。 近江の君は、玉鬘の宮仕えを羨ましがって、柏木の中将がたに不満を訴えます。「そんなに出仕したいのならどうして私に相談しなかったのだ」と、内大臣は近江の君をからかって面白がります。「自分の娘を笑いものにするなんて、ひどいお父さまですこと」と、また世間によくない噂が立ったそうです。

参照

https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/

https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/2493/#toc-24

https://www.shikibunosato.com/f/hakubyo29

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