しろじ

主に新潟・秋田の話題です。

湯沢駅

2023-06-07 22:24:19 | 秋田の話題

20歳にして、湯沢駅を初めて訪問した。

 

 

2015年の完成したばかりの新しい駅舎。

リニューアルに伴い橋上駅舎となった。

 

 

券売機、改札付近。

改札は自動改札ではなかった。

みどりの窓口は2022年の春で営業終了となっていた。私が訪問した時間(午前9時頃)は駅員らしき人は確認できなかった。電車の発車・到着時間が近づけば改札に人が立つのだろうか。

写真にはないが、改札の右側には待合室と売店(キオスク)がある。正直、売店もいつまで持つか気にしている。

新潟の加茂駅みたいに、無人のキオスクになる可能性もゼロではない。

 

 

時刻表。

横手、秋田方面は一時間に一本。

新庄方面は二時間間隔になる時間帯も。

昔は奥羽本線の主要駅として特急も停車していたが、山形新幹線開通による奥羽本線の分断、そして秋田新幹線開通による流れの変化によりすっかり衰退してしまった。現在は大曲新庄間は普通電車のみだ。

 

東西自由通路(西口側から)

 

 

駅舎には観光案内所があり、ジオパークとしての魅力の発信の場所となっていた。

湯沢は地熱で有名だ。

 

西口には無料の駐車場が整備されていて、非常に便利だ。

車社会なのだから、同じ県南の大曲駅や横手駅にもこのような無料駐車場を整備してほしい。

 

 

歩いて200メートル程のところにはビフレ(スーパー)がある。

かつてはジャスコだったことが昔の地図から確認できる。

 

 

 

湯沢市は菅義偉前首相の出身地であるため、銅像が設置されていた。

秋田県出身者が首相を務めるのは初めてであり、地元の英雄なのは間違いない。

 

ちなみに、新潟市にも感じが同じ「湯沢町」があるが、イントネーションが異なる。

秋田県湯沢市は、

 

ゆ  わ

 

と、真ん中の「ざ」の音が強くなる。

 

 

一方新潟県湯沢町は、

 

 ざ わ

 

と、最初の「ゆ」の音が強くなる。

 

市と町だと市の方が格上感があるが、スキーの知名度や越後湯沢駅などから現状は新潟県の湯沢の方が全国的な知名度は高そうだ。

秋田の湯沢も負けていられない。


道の駅うご

2023-06-07 15:03:44 | 秋田の話題

県南をドライブしている途中、お昼休憩として「道の駅 うご」に立ち寄った。

「端縫いの郷」

端縫いとは西馬音内盆踊りで踊り手が着る衣装のことである。建物の概観もそれに由来する。

 

2016年にオープンしてすぐ訪れたとき以来のため、約7年ぶりだ。

到着したのは水曜日の12時頃。

平日ではあるが、お昼時ということもあって駐車場はほぼ満杯。空きを見つけるのも一苦労。

ここの目玉は何といってもセルフ式の西馬音内そばだ。

西馬音内そばは「布海苔」をつなぎに使用しているのが特徴。

「冷やがけ」で食べるのが地元流ということで、冬でも冷たくして食べるのだろうか。

自分も七年ぶりに食べてきた。

 

 

名称は端縫いダイニング。

セルフ式ということで、丸亀製麺やはなまるうどんとシステムはほとんど一緒。

そばを口頭で注文し、てんぷらやおにぎり、小鉢など好きなものを自分で選び最後に会計。

現金のみなのが意外だった。ただ、開店した2016年はまだそこまでキャッシュレスが普及していなかったため仕方がない。今後更新されることを願う。

フードコートの様子も写真に撮りたかったが、あまりにも人が多かったので今回は控えた。

お年寄りの方が多かったが、仕事中と思われる方もちらほらといた。

 

 

今回食べたのは、冷やかけそば並(700円)とまいたけのてんぷら(180円)。ねぎは無料。

そば一杯で700円は高いと思うかもしれないが、ここで提供されているのは羽後町名物の西馬音内そば。

普通のそばよりもコシが感じられて、とてもおいしかった。

 

てんぷらやおにぎりがあるのは他のセルフ式の飲食店と同じだが、それに追加して総菜や小鉢も100円~200円程度でかなりの種類あった。それぞれの好みで追加するのも面白そう。

隣にはジェラート屋さんもある。気温が上がり夏本番を迎えるこれからの季節、ますます多くの人で賑わいそうだ。

 

他の道の駅と同じように、地元の特産品などの販売エリアも完備。こちらも大勢の人がいた。

 

秋田県内で初めて東北道の駅大賞を受賞。今年の4月には来場者500万人を達成。先日さきがけ新聞が行っていた道の駅人気ランキングでも一位に輝くなど勢いが止まらない道の駅うご。インターチェンジのすぐ近くといった訳でもなく、正直立地はそこまでいい方ではないと思うのだが、なぜここまで人気なのだろうか。

考えられる理由の一つ目は、観光客だけでなく地元の人々も日常的に利用したくなる道の駅だからだ。端縫いダイニングはセルフ式であるため待ち時間も少ない。いわばファストフード感覚で地元の特産品であるそばを食べることができる。この手軽さが日常的な利用につながっているのだろう。特に、お年寄りの方が友人などと集まって食事をする場所には持ってこいだ。

二つ目は、建物のシンプルさである。長方形の建物一棟の中に販売エリアも飲食エリアもトイレもすべて入っている。移動がしやすいと潜在的なストレスも少ないため、その分消費行動などにもプラスの影響を与えるのではないだろうか。多少強引かもしれないが、「誘導」という面から考えるとあながち的外れなことでもないだろう。

 

別の目的地に行く途中に立ち寄る場所として道の駅が利用されることが多いが、ここは道の駅自体が目的地として機能しているといっても過言ではない。今後の地域活性化のヒントにもなりそうだ。