前回のブログでは湯沢駅について紹介した。
そのあと、郊外にあるイオンスーパーセンターに寄ってから13号線に戻る途中、自動車学校のコースが視界に入った。
雄物川のすぐそばに広がっている。
普通にコースがあるだけなら気にならないのだが、人が全くおらず閑散としており、コース内の信号も点灯していなかったため、気になって様子を見ることに。
建物には「湯沢自動車学校」の文字が。コースの状況からも分かるが、既に廃校となっている。
二年前の夏、運転免許の最後の学科試験を秋田市の免許センターで受けた。
その時、秋田県内の自動車学校を卒業した人は、どの学校を卒業したのかを回答する欄があった。
県内の自動車学校の一覧が掲載されていたのだが、そういえばその時湯沢市に一つもないことに驚いたことを思い出した。
湯沢は横手、大曲と並んで県南の主要都市であるため、もともとはあったはずだが廃校になってしまったのかと漠然と考えていたがやはりそうだった。
隣の羽後町には自動車学校があるため、湯沢市、東成瀬村、羽後町の旧雄勝郡周辺の人々はそこに通うことになる。
湯沢市内の方が立地的にも人が集まりそうだが、残ったのは羽後町だった。
一般社団法人 秋田県指定自動車教習所協会のホームページでは県内の自動車学校の一覧を見ることができる。
県南に限って見ると、
大曲仙北(4つ)
・大曲自動車学校
・仙北自動車学校
・大曲中央自動車学校
・角館自動車学校
横手平鹿(2つ)
・横手モータースクール
・平鹿自動車学校
湯沢雄勝(1つ)
・羽後自動車学校
といった状況だ。
横手には横手自動車学校、湯沢には今回紹介した湯沢自動車学校がかつてはあったが、「退会しました」と書いてあることから廃校になったことが分かる。
こうしてみると、大曲仙北地域は供給過多の状況なのではないかと思ってしまう。
田沢湖など仙北市の人々は距離的に角館自動車学校を利用する人が多そうだが、それ以外の大仙、美郷に住む人は3つ(4つ)から選べる状況だ。
大曲、仙北、大曲中央は3つ近い距離に位置しているため、生徒の奪い合いにならないのだろうか。
ただ、私の同学年の人を見ていてもうまく三つに分散していたし、父は仙北自動車学校出身、兄は大曲中央自動車学校卒業であるため、長い間うまくバランスをとってきたのだろう。
高齢者講習など自動車学校の役目はもはや免許取得のためだけではないが、人口減少が進む今、生徒数の確保にはどこも苦しんでいるはず。
いずれは統合されるということは避けられないかもしれない。
一般社団法人 秋田県指定自動車教習所協会
https://www.akita-adsa.com