井草幼稚園 ブログ*零れ話つづれ織り~ こぼればなし・つづれおり

森の水車

《子ども会》が終わりました。今年は、園児が唄うものとしては目新しい歌が並びました。楽曲選びにはいくつかの偶然がはたらくものですが、今年ほどそれを感じることはありませんでした。

年中組の「森の水車」は、最初、戦時中の昭和17年に女優・高峰秀子の歌として世に出、次に昭和26年荒井惠子がNHK「ラジオ歌謡」で歌って一大ヒットしました。歌謡曲を童謡として唄える歌は極めて少ないものです。
実は、正式のイントロは全く違うもので、これは《子ども会》後にHPのコラムでもお馴染みの石橋先生のご指摘で知りました。
勤労奨励の歌とはいえ戦争中こんなに明るい歌があったのですね。
貴重なオリジナル曲は下記サイトをご参照ください。
 ① http://www.youtube.com/watch?v=0V5N6Xq6aVU

 ②http://www.youtube.com/watch?v=rxET7FDav6I&feature=related


当時の高峰秀子の歌詞が「コトコトコットン…仕事に励みなさい」となっています。
戦時中なのでそういう歌詞でよかったのでしょう。その後の並木路子の歌では、園児たちが歌った歌詞と同じ「…仕事に励みましょう…」に変わっています(その他にも小さな違いがあります)。

今度歌う時には、正式の前奏で披露したいと思います。
今回の《子ども会》の歌の件ではほかにもいろいろな面でOBや役員の先生方のご協力がありました。誠にありがとうございました。

コメント一覧

はな
数年前、お風呂の水車のおもちゃを子供に買ったときに、自然と水車の歌が思い出され、時々歌っていました。しかしさびの部分しか思い出せず、懐かしい歌なのですが、いつ誰が教えてくれたのか、と歌うたびに思っていたのです。今回子ども会で聞いて、ああそうだったのか、と感慨深かったです。私は、コトコトコットン水車が回ります、とおぼえていました。香りというものが記憶に深く結びついているというのは有名ですが、幼稚園に戻ってきて(?)、歌や音楽も記憶というかそのとき感じたことを生なましく思い出させてくれるのだな、と気がつきました。
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