1996(平成8)年5月7日(火)参議院文教委員会の会議録(※)から。
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今、PTAというお話がございましたけれども、PTAというのは一体何かなというふうに最近疑問に思っております。先ほども五十年たって制度疲労というお話がございましたけれども、PTAというのは何か保護者の代表組織みたいなとらえ方がありまして、PTAの代表が地域の話し合いの場にも参加するとかいう話があるわけですけれども、PTAの法的位置づけ、これはどうなっているんでしょうか。○政府委員(遠山耕平君)PTA、実態は先生がおっしゃるように学校の後援会的な役割を果たしているところが多いわけでございますが、学校としましては、そういう後援会的な役割だけではなくて、学校とPTAとが一体となって学校運営をどうしていくかということを、学校の側から相談する場というようなことに積極的に位置づけて運営をしていっていただきたいと思っております。○山下栄一君学校教育の中でお父さんお母さんの影が非常に薄いといいますか、そういう印象を強く持っておりまして、「開かれた学校」のためにはお父さんお母さんをもうちょっと浮かび上がらせなければいかぬという、これは義務教育の根底にもかかわることになっていくんですけれども、ちょっと後から触れますけれども、今私が質問しましたのは、PTAという組織の法的位置づけなんですけれども、法的根拠というか、これは何でしょうか。○政府委員(遠山耕平君)PTAにつきましては、法律上根拠がある組織ではなくて、社会教育関係団体の一つであるというぐあいに認識をしております。