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欧州退屈日記 その5(ヒトラーとナチの功罪)

2025-01-01 06:24:33 | 日記
新年を迎え、いつも観光案内では本当に退屈になるかもしれぬので、今回は9割以上の人が知らないHitlerとNaziの真実を伝えます。
実は現在世界で一般的になっている週休2日制は彼らが世界に先駆けて1930年代に始めたものが、労働者層に大歓迎され世界に広まっていったものです。共産主義者に洗脳されている方や固定観念の強い方はまさかと思うかもしれませんが、きちんと調べれば事実確認ができます。NHK BSでも放映されてました。
日本語ではよくナチスと表現されてますが、あれは間違いで世界的に通用しているのはNaziで、これはNationalの発音の略です。なぜ日本人がスをつけるのか不思議です。ただ、これも正しくはありません。単に国家のという形容詞の略語だからです。正式名称は国家社会主義ドイツ労働者党Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei (頭文字をとってNSDAP)で、略称でもNSDAPと呼ぶべきものです。これを理解すると彼らの政策に合点がいきます。労働者党なので、当然労働者の権利保護に重点を置き、週休2日制を実施、雇用促進、物流をスムーズにして生産性を上げるためにアウトバーンを整備と、現状の生活しやすくQuality of Lifeを享受できるドイツの基盤を作ったのは彼らだと言えるでしょう。だからこそ国民の熱狂的な支持を受けたわけです。ドイツ人がおかしくなっていたからではなく、それを言うなら今の兵庫県民の方が犯罪者を知事に選ぶなど気がくるっていると言えるでしょう。
ユダヤ人はアメリカを支配しているので、ホロコーストの恨みから徹底的にNSDAPを悪者にし、世界を洗脳していますが、当時欧州においてはほとんどすべての国がシャイロックに代表されるユダヤ人を排除しようとしており、ソ連は(ガス室は使わずに)殺しまくっているし、イギリスは排除するために三枚舌を使って無責任にイスラエルをパレスチナ人の土地に建国させました。ヒトラーの当初の意向はユダヤ人を遠ざけるために占領した東方に移住させるというものでしたが、戦況思わしくなく押し返されてきたので、ユダヤ人の持って行き場がなくなり最終処理を誰かが提言したそうです。(信頼できるアメリカ人の研究家が本で説明してます。)
ヒトラーは軍人でもないのに戦争に口を出しまくり、勝っていた戦争を負けに導いたことが最大の責任です。
人殺しという観点でいえば、その人数や規模からいって20世紀最大の極悪人は毛沢東(1億に近い数千万人を殺しています)、次に3千万人ほど殺したスターリンでしょう。ヒトラーは数百万人です。
歴史は勝者が作るものなので、敗者はとことん叩かれ悪者にされます。勝てば官軍、負ければ賊軍です。我々日本人もWGIPで徹底的に洗脳され、悪者意識を刷り込まれてきました。客観的事実を見つめたいものです。


欧州退屈日記 その4(シチリア)

2024-12-31 07:43:14 | 日記
今日はイタリアの至宝シチリア島について話しましょう。
もちろんローマは世界一の観光都市ですが、シチリア島も負けていません。
紀元前の円形闘技場もあれば、ムスレム占領時の遺跡やバイキング侵略時の遺跡もあり、交通の要衝かつ文明の十字路であったためにローマよりも多彩な遺跡があります。(ローマはイスラムやバイキングに占領・支配はされていないので)
パレルモやカターニアといった空港がある都市のほかにも、今も噴火しているエトナ山やおしゃれなリゾートのタオルミーナといった拠点もあり、素晴らしく充実しており、これだけのものが揃っているところは世界に類を見ません。
また、泥の温泉や地中海ブルーが味わえます。あの海の美しさはチビタベッキアとかローマ近郊では絶対味わえません。これがリアルアズーリだとわかります。
さらには、食事の海の幸が豊富で美味く、ワインも本土より割安でおいしい。うにのパスタなどもあります。(うには英語でSea Urchinといえば通じます。)
教会や建造物等ここに書ききれない見どころはたくさんあるので、ぜひ訪問してみてください。必ずMichelin Green Guideを持って。(日本のガイドブックは全く役に立たないので)

欧州退屈日記 その3(ウィーン)

2024-12-29 08:12:17 | 日記
欧州は圧倒的に都市より田舎の方が素敵ですが、今日は都市の中でも間違いなくNo.1といえる欧州の神髄が味わえる都市を紹介しましょう。ここWienを100点満点とすれば、ローマが90点、パリが80点と言ったところでしょうか。もちろん世界的観光地としてはローマが一番ですが、欧州というものが一番理解でき、その文化が味わえるという点ではWienは抜きんでています。
まず、観光拠点としてみた場合、2km四方にほとんどのものがコンパクトに入っているので、徒歩で(メトロを使ってもいいですが使う必要がない)ほとんどの見どころをカバーできる。(元城壁のリング内に都市が収まっているため)
但し、シェーンブルン宮殿は郊外なので、別です。
次に、文化を味わる施設が多くある。StaatsOper,Volksoper,美術史美術館、楽友協会、Burg等々、枚挙にいとまがありません。その中でEnjoyできるもののレベルが図抜けてすばらしい。オペレッタをやる大衆的なVolksoperの助演者がKoeln等別の町に行くと主演になるほど、他の劇場等も世界最高レベルなのはご存じの通り。Burg内でもスペイン馬術学校の演舞やウィーン少年合唱団など色々な演目を楽しめます。
美術史美術館は、展示されている絵画もルーベンスやブリューゲルの名作などハプスブルグ家の栄華を偲ばせる広範囲のコレクションは言うに及ばず、建造物も素晴らしくDen Haagのマウリッツハウスとならんで最も好きな美術館です。その素晴らしい建造物を利用してDemelの喫茶店が入っています。これはその雰囲気などを総合して世界一だと思います。Demelはご存じの方もいると思いますが、Hotel Sacherとザッハトルテの元祖VS本家争いをしているWienのスイーツ2台巨頭です。
また、Oesterreich(ハプスブルクのオーストリア帝国)は多民族国家だったため、国際的で英語もかなり通じるし、色々な欧州のあちこちの文化が入り組んでいます。コーヒーはオスマントルコがウィーン包囲をした際に伝わったとされていますが、その種類と味は間違いなく欧州一でしょう。もちろんウィーンでウィーナーコーヒーといっても通じません。日本人が思うそれに近いのはアインシュペナーでしょうか。他にもマリアテレジアとか多種多様なコーヒーが歴史あるカフェで楽しめます。カフェ文化も有名です。
ちょっと足を延ばせば、シェーンブルンは言うまでもなく、ウィーンの森や雰囲気のある居酒屋など、書ききれないほど見どころは多いです。
最後に、街の雰囲気が「The Europe」という感じで重厚で落ち着いていて文化を感じさせるとこと、コンパクトにまとまっているところがパリをしのいでいると思うゆえんです。質問やコメントがある方は遠慮なくお知らせください。



欧州退屈日記 その2(ザクセンシュバイツ)

2024-12-25 13:55:46 | 日記
今日は欧州は全面的に休みで暇なので、第2話を書きます。
おそらく多くの日本人が知らない、あるいは聞いたこともない超穴場サクソニースイスです。Dresdenからチェコ方向に向かうと、この素晴らしい景観の地域があります。自然の景観はスイス以上、それに人間の手が加わってさらに得も言われぬ文化の融合した景観美が出来上がっています。ヨーロッパを見つくしたという方は是非どうぞ。(ちなみに観光局からは一銭ももらっていません。)
元々ミシュラングリーンガイドで見てよさげだったので、行ったのですが、想像以上に素晴らしく感動モノでした。観光にはグリーンガイドはダントツで役に立ちます。(欧州観光で日本のガイドブックで役に立つものはありません。強いて言えば、JALの機内で買えるかもらえる薄いガイドブックは食事などに結構役に立ちます。)
百聞は一見に如かず。とにかく一回行ってみてください。ロンドンなんぞに行くより百倍は楽しめますよ。説明があるとより深く楽しめるのでグリーンガイドも忘れずに!

欧州退屈日記 その1(アルプスの絶景)

2024-12-25 07:56:46 | 日記
Respectする伊丹十三にちなんで、ヨーロッパならぬ欧州退屈日記と称し、徒然なるままによしなしごとを書き連ねていこうと思います。
まず最初はとっつきやすいように観光情報から・・・
小生海外は55か国以上訪問してますが、その中で最も美しいと思ったところは欧州アルプスの白銀の世界、360度のパノラマです。
どこから見られるかというと、GrindelwaldエリアのSchilthornの山頂からです。ここはSkipassで簡単に登っていけます。ここから昔007が映画で滑り降りたとか。とにかく一面真っ白な白銀の世界で、心が洗われます。
もう一つのおすすめは、アフリカ(ナイロビあたり)から西欧(ロンドンとかパリとか)に飛ぶとアルプスを超えていくので、眼下に素晴らしい白銀の世界が現れます。おそらくFlightで見られる最も美しいものではないかと。夏場は雪が少なくなり寂しい感じになるので、11月から4月の間が良いのではと思います。
もちろん逆に飛んでもOKですが、どちらかというと暑くあまり美しいとは言えないアフリカから飛んだ方が感動は大きいでしょう。(欧州は美しいところが多くあるので)
本日はこの辺にしておきましょう。次回をお楽しみに・・・