琥珀猫のヘンプ

趣味で始めたヘンプアクセサリーをアップしています、時々仕事のこともつぶやいています

父の話

2022-01-01 09:46:45 | 日記
新年明けましておめでとうございます
さて、年末最後の日に実家の父の顔を見に行った
普段あまり会話をすることもないのだが
父の実家の話から
おじの話になった
父の父、私の祖父は一才の頃に青森から函館に入植した開拓者の子供だった
で、青森のどこから来たのか聞いたら
五所川原らしい
祖父の兄弟が何人いたかは知らないそうだ
北海道の北見というところに
祖父の妹?という人の家に行った記憶がある
父の長兄は、とてもハンサムで何でも出来た人だった、
長兄は船の事故で亡くなった、洞爺丸事件と言われている海難事故で、亡くなったと聞いていたが
父の話では、貨物船の機関士として
船に乗っていて、その船は貨車を積んでいた、貨車が傾いたことで沈没した
七重浜とは反対側の戸井というところに泳ぎついたが、その時は吹雪で
元気そうにみえて
火にあたれなかったせいで亡くなった
兄は26才だった、
当時、自分は小学5,6年生くらいだった
他の船は空襲でやられて沈んだが
兄の船は貨車が傾いて沈んだ

昭和何年のことかもわからない
Googleで検索
戸井という場所の近くの海底で近年
第四青函丸が見つかったらしい確かに船内にレールがあり貨車を積んでいた
石炭を北海道から本州に運ぶため
石炭に積んだ貨車ごと船にのせるように
船にレールが作られている
そういう時代があったんだよ
妹が農家の長兄が なぜ船に?と思って調べたら
本州に石炭を運ぶために
乗船する機関士などの訓練施設が
大沼に作られていたという
国として火力発電や鉄道に石炭が必要だったから青函連絡船で人も物資も運んでいたと言うことらしい船は戦争に駆り出されて少なく、急遽造船した船だった
船の歴史は置いておいて

長兄を母親が溺愛していたようで
死亡の報をきき私たちの祖母は
泣き崩れ、長い間悲嘆にくれていたらしい
話はこの後に続き
長兄は結婚していたようで
奥さんはすぐ下の次兄と結婚をしたらしい、すると姑の次兄に対する態度が長兄と違い、ぞんざいであると言うことで姑と喧嘩になり、家を出ていき、
倶知安の辺りの川に落ちて死んだのだと父がいう
子どもからみても自分の母親が長兄を非常に可愛がり他の兄弟と態度が違うことは分かっていた、義姉は身投げしたんだと思っていると
その次兄は、私の知る限り奥さんがいて子どもも三人いたとおもう
父は、ずっと兄さんはそれはそれは美男子で何でも出来る人だった
父のすぐ上の姉が良く似ている
私たちもその子孫だから少しは面影があるんだと
この辺りを三回四回繰り返していた
長兄が父たちに、自分は機関士になるので農家の実家を継ぐことが出来ないから。弟たちが継いでくれるよう頼まれたという
次兄は奥さんと祖母の折り合いが悪く家を出てた
父は他の仕事を、始め家を継がなかった
三男のおじが家を継いでいた
去年、そのおじも亡くなり
おじの長男はおじより前の年に
55歳で癌で亡くなった

父の兄弟は9人いたが今は五人が存命
父の姉のおばは昭和元年うまれ95才かな
父の実家で私は生まれた
北海道亀田郡大野町
最寄りの駅 渡島大野と言った駅は
新幹線の北斗駅になっている




私の生まれた家
柱がしっかりしているから壊すのはもったいないと作業場になっていた
父から聞いた亡くなった長兄のお話でした


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