高田郁さんは好きな作家さんです
郁この字が「かおる」と読むのを最近知ったのですが、同じ字のドクターがいて
ずっと「いく」と思っていた次第で
本の表紙にちゃんとTakadaKaoruとありました、とほほほ
みおつくし料理帖、出世花、あい、
好きな作家さんの本は思わず買ってしまふ
病院で患者さんが みおつくし料理帖を薦めてくれたのが始まりでした
今回の本の中に
衰颯的景象 就在盛満中
發生的機緘 即在零落内
衰颯の景象は、すなわち盛満の中にあり
發生の機緘は、すなわち零落の内にあり
衰退の兆しは、最も盛んな時に生まれ
新たな盛運の芽生えは何もかも失ったとき既にある
だからこそ君子たる者は、安らかな時には油断せずに一心を固く守って次にくる災難に備え、また、異変に際した時にはあらゆる忍耐をして、物事が成ように図るべきである
という言葉がでてくるのですが
本を読むことの意義を強く感じた言葉でした
こうした言葉を知っているということと
知らないでいることの違いが人の人生を大きく変えるように思うのです
思えばあれこれ40年も前に
義理の兄が本を読むことを薦めてくれた
月に三冊だとしても一年、10年と過ぎていくと自分の知識になり、教養になり人生を豊かにすると言われたような?
その頃の私は世間知らずのボーッしておりまして
何でもいいと言われて、当時住んでいた荻窪の本屋を覗いて、本を買い読みました
全く知らなかった世界情勢は
落合信彦さんの「日本はアメリカとソビエトに食われる」当時はロシアではなくソビエトがあったのです
と言う本で興味を持ち、落合さんの本を結構読みました、
ワイルドスワンという中国の文化大革命の頃の本、カインとアベル、ロフノフスキーの娘とか、ロビン クックの医療物
ブレインとかも
山本周五郎さん、池波正太郎さんの本はほとんど読みました、
池波さんが亡くなって時は悲しかった、えーー鬼平の続きもう読めない!
鬼平さんのシリーズは10年近く読んでました、仕事人 梅安とか大好きでした
宮部みゆきさんの江戸ものも大好き、
誉田さんのストロベリーナイトシリーズ
佐伯さんの居眠りシリーズも
近頃、職場で50歳台なのに、こんな仕事の仕方ってあり?って思う方がおり
何でなのかなぁと思うのです
自分だけ忙しいとか
忙しいのは知ってるけどわざと知らないふりして手伝わないとか
仕事を依頼すると 出来ないと断る
その仕事を他の人がしてるんですけどー
自分のペースで仕事をして遅刻してきたのに超過勤務つける
う~ん、なんかモヤモヤ
今さら生き方は変えられないよねーー
何か言ってもねー無理!って言われる
私のほうがかなり年上なんですけどーー
何が違うのかな?
という時に
本を読んで心に響く言葉とか
人の気持ちとか、真摯に生きることとか
いろんなことを
自分で学ぶこと
自分を磨くこととか
そういうことに全く興味がなく
無難にミスをしないで仕事を、こなすことしか考えていないと
そうなるのかなと思う次第でした
今日から俺はに主演していた伊藤健太郎君の事故のこととか
慢心していたかも知れないと言ってましたね、彼は若いから
今回の事があって、良かったと思います
事故にあった方が良かったということではありません
人の命が無くならなくて良かった
これを機会に深い内省をして、
いい役者さんに返り咲いて欲しいと思っています
最近思っていることを少し書きました
長い文章を読んでいただいてありがとうございました
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