恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

譲二ウエディング編レポしてみよう~その5

2014-11-12 19:55:33 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

思い出のタコ公園で、紅一さんとは違って茶倉家の後を継ぐために生きる生活が嫌だったと語る譲二さん。

「決められた人生がイヤだった。自分の人生は自分で決めたかった」

子供には、自分と同じ思いをしてほしくない。たくさんの選択肢を与えたいと言う。
そして、自分は今まで自由にやってきたけど、父親になるから慎重に考えて答えをだしたいと…。
子供を跡取りにするつもりはないけど、

「だけど『子供も好きに育てたい、俺も好きにやりたい』じゃ筋が通らない」

この言葉で、譲二さんの覚悟はもう決まってるよね。ただ、それを貫くとクロフネを閉めなくちゃいけなくなることにまだ迷いがある。

数日後、覚悟を固めた譲二さんはヒロインにそれを告げる。
なんだか、続編で茶堂院グループを立て直すために実家に戻る決心をした時を思い出すね。
あの時は3年経てば戻ってくるつもりだったわけだけど。

「子供が将来、自分が選んだ道を歩めるように…茶堂院グループに入ろうと思う」

子供が自分の人生を自分で決められる環境を作るため、

「まず俺自身が、今まで逃げてきた分も、茶堂院と向きあわないとね」
「逃げてばっかりの父親に何を言われても、説得力ないでしょ?」

今まで、茶堂院グループに入ることをどんなに嫌がっていたかを知っている身としては、本当に辛い決断だったろうな、と思う。

でも、ヒロインと生まれてくる子供のために考え抜いた末に出した結論と覚悟。

とっても、男らしいと思います。

クロフネも大切だけど…

「今は、百花ちゃんとこの子と一緒にいる、幸せな未来が一番大事かな」


真剣な譲二さんに対するヒロインの答えは…。

仕事を辞めて譲二さんの代わりにクロフネを守ること。
平日は自分一人で、土日は譲二さんが疲れてなければ二人で。

内助の功ですね。

「それに、いつかこの子がクロフネのマスターをやりたいって言うかもしれないじゃないですか」

だから「子供のためにもクロフネは続けよう」とヒロインは言いたいんだよね。


ところで、今回子供時代の思い出はレポしてなかった。
お母さんと喧嘩して仲直りできないとなくヒロインに駄菓子屋で買った金平糖を魔法の薬だと言って渡す譲二少年。
これを三粒飲めばお母さんに「ごめんなさい」が言えるってね。
そして、「お薬がなくなったから、こんどお母さんと喧嘩したらどうしよう」と心配するヒロインにもう一度、金平糖を買ってくれて、
「これはな、お前の願いを聞いてくれる薬だ」
という。
譲二くんは「これでお母さんと喧嘩しないように願っとけ」と渡してくれたけど、ヒロインは願いが叶うならと「大きくなったら、じーじのお嫁さんになれますように!」と願って食べちゃった。

さて、スパエン。
結婚式当日。
譲二さんは正式に茶堂院グループの一員になってるし、なんと赤ちゃんまで生まれてる!

子供はヒロインの両親に見てもらいながらの結婚式。

ウエディングは前に譲二さんが選んでくれたマーメードドレス。

そして、やっと紅一さんと買いにいった譲二さんへのプレゼント、カフスを譲二さんに付けてあげた。

…もう、忘れちゃってたよ。さっさと渡せば誤解も直ぐ解けてたのに…。

きっと初めから結婚式当日に渡すつもりだったけど、出産を挟んだので随分遅れたってことなんだろうね。

式は赤ちゃんとリュウ兄の号泣に邪魔されながらの賑やかな式。
おっと、紅一さんも泣いてくれた。

式の後は赤ちゃんはやはり両親に見てもらって、二人だけの一夜。

お風呂も一緒に入ってもらえるようになってて、安心したよー。

今回スパエンだったわけですが、みんなにからかわれながらの後日談があるハピエンもとってもよかった。

ハピエンでは披露宴で譲二さんがハルくんにヒロインをいつまで姓で呼ぶの? と聞いちゃった。
譲二さんとしては茶倉姓になったのに、ハルくんが旧姓で呼ぶのが面白くなかったんだろうけど、(譲二さん的には)もっと面白くない展開に。

ハルくんは「旦那さんのお許しもでたことだし…」と爽やかに名前を呼び捨て。(出ましたブラックハル)
それに続いて、幼なじみたちがみんな名前で呼んで、譲二さんはおかんむり。

そして結婚式から少し経って…ヒロイン目当てにクロフネに集まる幼なじみたち。

言いたい放題な彼らに「こらこら、なんで人の奥さんを誘惑してるの」と譲二さんが牽制すれば、

「そうか。今日は土曜日だからマスターがいるのか」とあからさまにがっかりする幼なじみたち。

楽しい彼らのやり取りで、昔と変わらないクロフネの日々は続くのだった。



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