譲二さんの魅力は全てを受け入れてくれ、包み込んでくれるような温かさとか包容力だったりするんだけど。
譲二さん自身はいろんなコンプレックスを持ってて、それと折り合いながら、今の譲二さんがあるんだろうと思う。
まず一つ目は原体験というべき、明里さんに手酷く振られたこと。
かっこいいし、普通に女性をドギマギさせるようなことを言ったりするくせに恋愛には奥手だ。
恋人になったヒロインに中々手を出さなかったのも、ヒロインを大切にしているからというだけじゃなく、この恋愛への自信の無さもあると思う。
二つ目、年若いヒロインや幼なじみたちより10歳年上だという事実。
子供時代、無心に遊ぶヒロインと幼なじみたちを見てると羨ましかったんじゃないかな。
そして、彼らがクロフネに集うようになってからも彼らの良き理解者、保護者として振る舞いながらも、同じ目線での仲間にはなれないから羨ましく思ったりもするだろう。
まだ、20代なのに自分のことを度々「オジサン」扱いするのは10歳上なことに相当コンプレックスがあるのだと思う。
私たちから見ると10歳上の大人の男性ということが譲二さんの大きな魅力なんだけどね。
次に茶堂院グループを背負うことを期待されながら、逃げてクロフネのマスターになったこと。
これも今回のウエディング編で明らかになったけど、以外と大きかった。
三年かけて傾きかけた茶堂院グループを立て直したことで、充分お釣りがくると私なんかは思うんだけど、譲二さんにとってはそれだけでは不十分だったみたい。
そして、これはそのことにも絡むけど、自分に無いものを持ち、茶堂院グループに身を捧げる兄の紅一さんの存在。
自分が盾になって、好きなように生きる譲二さんを守ってくれてる存在なんだけど、そのことへの申し訳無さと偉大な兄には勝てないなという思い。
それが混ざったコンプレックスが、今回の嫉妬にも繋がってる。
これらのコンプレックスが、一見何事にも動じない大人な存在でありながら、優柔不断な歯痒さを持つ譲二さんの不思議な魅力に繋がってる。
さて、親睦会の後、二人だけになったホテルの部屋で、譲二さんはギュッと抱きしめてくれて、お兄さんへのヤキモチ、ヒロインのことについての余裕の無さを告白してくれる。
いままでは大人の余裕(ホントはハリボテなんだけど)をみせてた譲二さんの焦る姿は切なくて、私には胸キュンだ。
そしてそのままベッドに押し倒されて…。いつもより強引な譲二さんも魅力的。
数週間後、リフォームが完了したクロフネ。
ヒロインの部屋にはカタログで見て、ひそかにヒロインが欲しいなと思ってた机が置いてあった。
その机に合うように床の色も変えてくれたんだとか…。
昔買ってくれたペアのマグカップもそうだけど、ヒロインがいいなと思ったものを譲二さんは見逃さない。
二階には他に夫婦の寝室と子供部屋も用意されてた。
全く変わってしまったけど、私は譲二さんの寝室の雰囲気が好きだっただけにちょっと寂しい。
男の子がいいか女の子がいいかという他愛ない話をしながら、心配性のヒロインはその子は茶堂院グループの跡取りになってしまうんだろうかと少し憂鬱になる。
数日後、久しぶりに集まった幼なじみたちに夫婦の寝室のことをからかわれてる。
その時、炊飯器のご飯の匂いをかいで気分が悪くなってしまうヒロイン。
昔ながらのベタな展開ですね。
慌てた譲二さんが病院に連れて行ってくれて…。
はい、おめでとうございます。
☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*\(^_^)/☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*
赤ちゃんができて、譲二さんも幼なじみたちも喜んでくれるけど、ヒロインだけは少し浮かない顔。
お腹の子が茶堂院グループの跡取りとして期待され、決まった道しか選べない育ちかたをするんじゃないかと心配してしまうのだった。
気がかりなヒロインは譲二さんにそっとどんな子供に育てたいか聞いてみる。
「無理強いはさせずに自分のやりたいようにさせてあげたい」と答える譲二さん。
無理強いされ続けた譲二さんらしい答えです。
少し安心しながらもやはり不安が拭えないヒロインとそれをそっと見守る譲二さん。
数日後、夕食を食べた後、譲二さんはヒロインを散歩に誘う。
二人が出会って、子供時代を一緒に過ごしたタコ公園で譲二さんはヒロインの心配事を言い当て、自分の気持ちを語り出した。
その5に続く…よね。
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