恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

ハルくんの独り言(本編11話)~その3

2015-09-18 08:00:56 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編11話)~その2へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編11話)~その3

一護に『お前、好きなヤツとかいんの?』と聞かれた。


春樹「俺? 俺は…」


佐々木の顔が目に入り咄嗟に嘘をついた。


春樹「いないよ」

百花「…」

一護「俺はいる…すぐ近くに」

(佐々木のことだ…!)


春樹「…うん」

一護「ハルも俺と同じだと思ってたけど…違うんだな」


俺は……何も言えなかった。

俺も佐々木が好きだとは…。


一護「だったら、俺がもらってもいいだろ?」


もらう?

もらうって…佐々木は物じゃないし。


春樹「…俺に聞かれても困るよ。佐々木が決める事だし」


(そうだ。俺よりも佐々木の気持ちが大切なんだから…)


一護が俺に詰め寄った。


一護「お前…いいのかよ、それで」

春樹「…いいも何も…俺は口出しする権利ないし。別にみんなの関係が壊れるわけでもないし。
俺は一護と佐々木が幸せになれればいいって思う」


俺は…何でこんな心にもないことを言ってるんだろう。


いや…。

一護は俺の親友で、佐々木は大切な…大切な…友だち…。

……だから、2人が幸せになってくれればいいというのはホントのことだ…。

一護なら、佐々木を幸せにできるだろう。




しゃくりあげるような声に振り向いた。


春樹「え…」

一護「…百花」


佐々木が涙を流している。



百花「ご、ごめん、ちょっと!」

一護「お、おい! どこ行くんだよ!」

春樹「佐々木!」


佐々木は呼び止める俺たちの言葉を振りきって、駆け出していった。


呆然と佇む一護を残して、俺は必死で佐々木を追いかけた。


その4へつづく




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。