ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o
ハルくんの独り言(本編10話)子供時代の思い出~その3へ
☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ
☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編11話)~その1
いつものようにみんなでクロフネに集まっている。
譲二「百花ちゃん、このポスター向こうの壁に貼ってくれない?」
ジョージさんからポスターを受け取った佐々木がつぶやいた。
百花「あ…七夕祭りのポスターだ」
竜蔵「おおっ、もうそんな季節か! この前まで春だと思ってたのに、時が経つのって早えぇな」
剛史「…リュウ兄、親父みたい」
りっちゃんがため息混じりに言った。
理人「七夕祭り、最近行ってないなー」
百花「そうなの?」
春樹「そういえば、ここ何年か行ってないかも。毎年あると思うと、つい忘れちゃうんだよな」
一護「祭りで騒ぐような歳でもねーだろ」
☆☆☆☆☆
ドアの横で、佐々木がポスターを貼ろうと背伸びをしている。
やっぱり佐々木一人じゃだめだよ。
俺は佐々木に近づくと、頭の上から手を伸ばした。
春樹「ははっ、そんな背伸びして…早く呼んでくれればよかったのに」
百花「ハルくん! ありがと…」
佐々木が振り返り、俺の顔とすぐ近くで見つめ合うみたいになった。
百花「わっ!」
春樹「あ…ご、ごめん!」
2人で真っ赤になって目をそらす。
春樹「何だか、佐々木と最近、こんなんばっかりだな」
百花「そう言われると、そうかも…」
春樹「気をつけないと!一護に誤解されたら、困るだろ?」
アイツは佐々木と俺が仲良くしてると、ヤキモチ妬くんだよね。
また、一護にいじめられたら佐々木が可哀想だし…。
竜蔵「おーい、春樹ー」
リュウ兄に呼ばれて、俺はみんなの所へ戻った。
リュウ兄がみんなで七夕祭りに行こうぜといった。
竜蔵「今年は百花もいることだしな」
理人「久しぶりにみんなで行ったら楽しいよね」
そこへ佐々木も戻ってきた。
りっちゃんが佐々木に言う。
理人「今さ、今年は百花ちゃんもいるんだし、みんなで七夕祭り行こうって話してたんだけど、どう?」
百花「みんなで?」
そうだ、みんなで七夕祭りに行くのは…、佐々木も揃うのは10年ぶりだよな。
それぞれが口々に七夕祭りの話で盛り上がっていたときだった。
一護「…俺は先約があるから」
え? 一護のやつ、どうしたんだろう?
理人「あれ? もしかして、いっちゃん、ついに彼女出来ちゃったの!?」
竜蔵「おお! やったな!」
一護「うるせーな、関係ねーだろ」
春樹「そっか、先約があるんじゃ仕方ないよな…。あ、佐々木は?」
何気なく聞くと佐々木の答えも歯切れがない。
その日はちょっととかぶつぶつ言っている。
俺は心配になって聞いてみた。
春樹「誰かと一緒に行くの?」
百花「え? えっと…」
佐々木は否定してくれない…。
春樹「それとも…用事で祭り自体に行けないとか」
言い淀んでいる佐々木の横から一護が口を出した。
一護「百花にだって用事の1つくらいあるだろ。別に行けるヤツだけで行けばいいんじゃね?」
春樹「あ…そうだよな。ごめん、佐々木」
百花「ううん…私こそごめんね。せっかく誘ってくれたのに」
春樹「ま、祭りなんてしょっちゅうあるし。また別の機会にみんなで行けばいいよな」
百花「今度何かあったら、絶対行くから」
佐々木はちょっと真剣な顔でそう言った。
何で…そんなに必死に言うんだろう?
春樹「…うん。そうだな。じゃあ、祭りは4人で行こっか。たまには男4人で遊ぶのも悪くないだろ」
理人「百花ちゃんが来るまでは、いっつも男ばっかりだったじゃん」
竜蔵「今年こそ射的の景品全部撃ち落としてやるぜ…」
剛史「…リュウ兄、そろそろ出入り禁止になるんじゃない?」
竜蔵「上等だ。毎年レベルあげてくるからな、あのテキ屋」
みんなで祭りの話をしながら、佐々木と一護が無言なのがちょっと気になった。
まさか、2人だけで七夕祭りに行くという約束をしてるんだろうか?
まさか…まさかね。
でも……。
約束したとしたら…いつ?
俺は佐々木と色々お喋りできて、それなりに仲がいいと思ってた…。
だけど、そういうのと異性が好きというのはまた違うものなのかもしれない。
一護は子供の時からいつも佐々木に意地悪しか言わなかったけど、佐々木のことが好きなのはずっと変わらない。
佐々木はどうなんだろう?
一護と俺…。
もしも、俺がもっと前に2人だけで七夕祭りに行こうって誘ったら、佐々木はOKしてくれたかな?
『せっかくだからみんなで行こうよ』って言われちゃったかもね…。