尾張名古屋は城で持つ
終わり名古屋だと思ってた幼少期の私を許してください
そして生まれて初めて『名古屋城』を訪れました。
東京でずっと暮らしてきた私は
日比谷の皇居、つまり江戸城に馴染みがあるもんですから、
意外なところにびっくりするわけですよ。
まず、お堀に水がない!!!
東京だとドブのような濁った深緑色の水がお堀に満ちていて
おしどりさんだの白鳥さんだのアヒルさんだの鴨さんだのが
スイースイと水面を滑っていて、ときどき水中に頭を突っ込んで
何か召し上がっておられるんですが
ここ名古屋は、干ばつ状態で草ボーボーですのね。
それはさておき、名古屋城と言えばこれでしょ。
しゃちほこ
美しい金色の光をかなり遠くまで放っていて、さすが天守閣。
写真より実物は本当にまぶしかったです。
内部に入ってから、私は雄叫びをあげることになります。
好き、という表現では表せない感情なのですが
鎧兜(よろいかぶと)のみなさんがゾロゾロ並んでいたのであります。
なーんか、魂が籠っていそうで、昔の意気だとか念だとかが
汗や血と共に染み込んでいるような気がするのです。
すごくない??
みなさん、お行儀よくチョコンとお座りになっておられますが
そのお姿からは妖気のようなものが漂っているのです。
フラッシュを焚けないので、よく見えないかも知れませんが
絶対にただの無機質なものではないオーラが出ているのですよ…
名前もすごいぞ。鎧兜にそれぞれ名前がついていて、
覚えにくい(爆)!!
たとえばですが、
「犀角前立三十二間椎実形筋兜」
読めねぇ――――――――――――――っ
「さいかくぜんりつさんじゅうにけんしいのみかたすじかぶと?」
ブ――――――――――――――ッ
↑
「さいつのまえだてさんじゅうにけんしいみのみなりすじかぶと」
「黒漆塗切付小札紺糸威二枚胴具足」
↑
「くろうるしぬりきりつけこざねこんいとおどしにまいどうぐそく」
(*^◇^)ノ〃
ヾ(^◇^*)
アップ
そしててっぺんまで登って、名古屋の町を見下ろして
さらにはしゃちほこさんに座って記念撮影もしてきました\(^◇^)/
【対象年齢3才以上】
「しゃちほこ」の「しゃち」って
いわゆるイルカみたいなシャチとは関係なくて
麒麟みたいな空想上の生き物なんですね…
姿は魚で頭は虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種。一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれる。江戸時代の百科事典『和漢三才図会』では魚虎(しゃちほこ)と表記されている -Wikipediaより
おほほほほほほほ
金鯱を「きんぽこ?」と脳内で読んでしまったことは
どうかひとつ内緒に…
大阪城の金鯱に比べて名古屋城の金鯱はユーモラスなお顔であります。
いずれにしても、戦国武将とか武家屋敷とかに
キュンキュンしてしまう私にとっては
とってもステキな名古屋城見物なのでありました
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