保坂耕司です。
保坂兄弟の伝説シリーズも大好評につき立て続けにお送りしています。
今回は世田谷区下馬のお散歩で起きた不思議な物語。
高級住宅街の中でど肝を抜く保坂兄弟は一体何と遭遇したというのだろうか。
それはジャックと豆の木のような巨大だった。
保坂学もまた耕司と共に驚き、戸惑い、そして動揺していた。。
時は遡る
株式会社PLUSでの業務終了後に学と耕司は夕食をとっていた。
コロナ渦という事も重なり、遊びにいくという意識はなく散歩への意欲が高まっていた。
どちらが言うもなく散歩への準備を始め着替え始めた。
保坂兄弟はどちらも散歩にハマっているのだ。
屈伸運動、腿裏や脹ら脛を入念に伸ばし腰や腕に至る上半身もしっかり念入りに柔軟を行った。
2人は柔軟が終わるとすぐ様いつものスニーカーを履く。
耕司はナイキのAirMAX90だ。
学はビーサンだった。
耕司は目を疑った。
ビーサンは親指と人差し指の間が擦れて皮が剝けてしまう恐れがあった。
しかし既に学はビーサンと覚悟を決めていた。
一つの挑戦だったのかもしれない。
そうして2人は下馬の方へと歩き出していった。
学芸大学駅の近くまで住宅街を歩き続けた。
駒沢通りにある学芸大学西口商店街の五叉路をファミリーマート側へと曲がり住宅街を歩いていく。
そうすると住宅街から天へと突き抜けるような影がみえた。
巨大なジャックと豆の木かと思うような大きな大きな電柱だった。
こんなに巨大な電柱があるとは思わなかった。
立派な電柱だ。
どれだけの電流が流れているのだろうか。
電気のある生活はもはや人間には欠かせない。
こうした電柱によって地域が支えられていると思うと感慨深い。
この電柱によじ登ればこの辺りでは一番天に近づけるような気がする。
しかし保坂兄弟にその必要はない。
2人は天にも登るような気持ちだった。
足早に歩いたせいか散歩ーズハイになっていたのだった。
さらにこの大きな電柱だ。
この電柱をみれば大きなに皆度肝の抜かすだろう。