人間の『意識の力』は「見る」ことで、形のないものに 形を与えることができる。
人間の視覚は、形あるものの輪郭だけを見ているのではないよ。
その形に重なる、幾重もの次元の情報を同時に見ている。
「見る」とは『感じる』ことと同じ。
みな、そのことを忘れているんだよ。
信頼とは、言葉の通り 信じて頼ること。
信じるものは何か?
自分だよ。
ほんとうの自分を頼りにすること。
『信頼』とは、『ほんとうの自分』を『自由』にさせてあげること。
自分という「形の中」に隠している ほんとうの自分を『認め』、その自分を『頼り』にして 『正直に生きる』こと。
『真実』は形のないところに在り、それは『永遠』を知っている。
「形あるもの」は、一瞬の輝きだよ。
だから それが何であれ、そのすべてが 等しく いとおしい。
『自分を信頼すること』と『輪郭の向こう側を見ること』
その始まりは、同時にやって来るよ。
『感じる』情報を『視覚』から得ることは、なにも特別なことではなく、誰にでも備わる能力なんだ。
だって みんな、自分という「形の中」に隠している『ほんとうの自分』に、背を向けているだけなんだから。
その『自分』を認めて 受け入れることが、輪郭を越えて『見る』という、本来の『視点』を取り戻すことに 繋がっているんだよ。