糸乃こまりのストーリー

川柳と小説〜下町とチワワはhttps://plaza.rakuten.co.jp/daigotyokotan

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フジテレビ

2025-02-14 15:17:50 | *つながり川柳①


フジテレビペット化される新社員

糸乃こまり


いやぁ〜
あの子カワイイな〜
などと言われているんでしょうか?
上司は怖い
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43 クレオパトラの鼻

2025-02-13 17:49:52 | 世界一周ひとり旅


講義場で人がいっぱい。並んで座っている裕子と聡美。
「私 宮尾登美子さんの『クレオパトラ』ずいぶん前だけど読んだわ」 
「お髭の教授さん 楽しみね」
 講義場の前の方でガイドが拍手する。お辞儀しながら髭姿の教授が皆の前に出てくる。   拍手があふれる。
 スライドが映る。暗闇の中で写真が写っている。教授の声で 
「いよいよ クレオパトラの写真です」
 石像の写真が写っている。
「『クレオパトラの鼻がもう二センチ低かったら歴史は変わっていただろう』は有名なセリフでしたが ただの小太りのおばさんだったそうですよ」  
「えっ」
「えー!?」
 女性のざわざわの声。 
「(小声で)あのざわつきはクレオパトラがおばさんだったら私たちもクレオパトラになれるの?ってこと?」
「(小声で)でも私たちはおばさんじゃないわ クレオパトラになれるかもしれないけど」
「聡美さん よく言う」
「裕子さんだってそう思ってるくせに」     舌を出す裕子。
 また教授は語る。
「美人ではないおばさんが何故あれほど有名になったのか それは機転の利く知恵とユーモアが男性に仕事をやる意欲を起こさせる力を持っていたのではないかと思うのです やはり女性は美人だけではダメ 伊丹十三監督の『あげまん』のような女性が男には必要なんです」
 深く考えずに拍手する裕子。   
 喫茶店でコーヒーを飲んでいる裕子と聡美。
「講義 おもしろかったわ」
 だがいつも冷静な聡美は
「あんまり おばさんおばさんて呼ばれるとね」
 聡美と喋っていた裕子が急に立ち上がってお辞儀した。聡美もその方を見つめた。 



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フジテレビ

2025-02-11 15:59:09 | *つながり川柳①


いなくなる互い指さすフジテレビ

糸乃こまり

傷ついた女性より
中居くんを
1年半
守ったフジテレビ


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恋人だ

2025-02-11 15:54:24 | *つながり川柳①


恋人だはずがお米が消えていく

糸乃こまり

昨年は
お米がなくなって
困りました
でも
今年になっても
安くならない!!
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中居氏

2025-02-09 17:45:47 | 川柳


中居氏をよいしょしすぎたフジの山

糸乃こまり

最近
川柳を詠んでいなかったんですけど
何なの?
中居くん
何なの?
フジテレビ
何だか
世の中を怒ってます!!
傷ついた女性より 
中居くんが大事まう
愚かなフジテレビ
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白い猫

2025-02-07 15:08:50 | *つながり川柳①


白い猫公園にいる恋人だ
糸乃こまり

久々に
つながり川柳
はじめました

こちらでも
川柳詠んでます

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42 ツタンカーメン

2025-02-07 14:30:11 | 世界一周ひとり旅
ルクソール駅のバスから出てきた裕子と聡美。二人とも身体を伸ば。裕子は
「ひゃー 四時間ぐらい乗ったのね お尻が痛い痛い」   
 二人や他の人達の後に降りて来たガイド。
「車窓から見学出来たのはカルナック神殿 ルクソール神殿です 古代のファラオたちが神々のために造り上げた館で象形文字や壁画を見た記憶は決して失われませんように」
 「はい!」
と必要以上に大声で返事をしてしまう裕子だった。皆がくすくす笑う。でもガイドは反応してくれる人が嬉しい。
「そうです! これからはいよいよナイル河ほとりのホテルシェラトンでランチですよ 神のお恵みを」 
 祈りの真似をする裕子。
 豪華なホテルシェラトンにペチャペチャと   しゃべりながら入っていく皆さま。そしてフェリーボートに乗っていく裕子と聡美。
「ナイル河から西へ 東が生の街で西は死の街なんてねぇ」
と裕子。
「でも昔は死の街は人が住んでいなかったけど今の人は気にせず住むようになったそうよ」 
 川を眺めている裕子。
 そして最大のメインはツタンカーメンの墓。クルーズ船の人たちの集まりの一番後ろから歩いている裕子と聡美。裕子は
「ドキドキだわ」
「ツタンカーメンさまのミイラと会えるのよ でも裕子さんは変な夢を見るから ミイラさんも出てくる出てくる」
「やだー」
 その時前の方から声が聞こえる。気になる裕子。
「どうしたのかしら」
「ミイラさんが起き上がったのよ」
「もう」
 前の方の人たちから声が聞こえる。   ガイドも右指を立てて
「しーしー」
と小声でささやく。そして言った。
「本日のツタンカーメンは像の下のガラスのケースに入っております 本物はお目にかかれません」   
 裕子と聡美は顔を見合わせる。そして
「(小声で)お疲れでお休み?」
「がっかりー」
「よかったよかったでしょ」
とまたくすくす笑った。
 帰りの途中何台ものバスが並んでいたまま20分以上止まったいる。
 裕子はカーディガンをはおる。
「この国では肌を出しちゃいけないのよね」     「何かあったのかしら?」
 ガイドがバスを降りたがすぐに戻って来た。
「ここはのんびりした国で一日五回アラーの神様に祈りを捧げます 今は検問所の係りの警官がお祈りの時間だそうでもうしばらくお待ちください」 
 みんなで呆れて大笑い。
 聡美曰く
「この地方の言葉にインシャーラーというのがあるの アラーの神様のままという意味だそうよ 言い換えれば『なるようにしかならない』」
「へぇ 私も何だかわかるわ その気持ち」   うなづく聡美。
 動き出したバスで眠りかけている裕子。   聡美が裕子の肩を叩く。   
「寝ちゃいそう?」 
 聡美は唇の前に人差し指を立てて次は窓の外を指さす。裕子が同じ方向を見るとナイル河に沈む夕日が見事だった。 
「太陽も月も日本よりずっと大きい」   いってからあわてて、唇の前に人差し指を立てる裕子。ゆっくりと沈んでいく夕日。




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おじさんに似てるけど

2025-02-07 06:50:29 | 川柳


おじさんに似てるが越えて豊昇龍
糸乃こまり

久しぶりに川柳詠みました
おじさんは強かったけど
問題児でした~
良くないところは
似ませんように
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41 サファーガ

2025-01-29 14:42:45 | 世界一周ひとり旅


クルーズ船の裕子の部屋でいつものように化粧をしている裕子。船長のアナウンスが聞こえた。

「サファーガに入港いたします バスに分散してルクソールを目指します カイロの南560キロ紅梅沿岸に位置する本土側唯一の高級リゾート地です エジプトの本土の紅海沿岸は砂漠がそのまま海に落ち込む不毛の大地   

 空の青 砂漠の砂色 エメラルドグリーンの紅海は孤高の美しさに輝いています」

 今だに段ボールを上手に片づけていない裕子。この日も一つの段ボールの中の荷物をひっくり返している。そんな風に出かけるからクルーズ船のバスに最後に乗って来るのも裕子。今回も一番最後に入ってきた裕子だった。

 奥から裕子を呼ぶ聡美。

「裕子さん」

 返事をしながら隣りに座る裕子。

「お部屋の近くまでお迎えに行くのに」

「自分を甘やかしちゃダメ! ってそう思うの 自分が出来る時まで」

「裕子さん」

「それより教えてもらったからちゃんと持ってきたわ そのせいでバタバタしちゃったけど」      

 裕子はバッグの中からスカーフ 目薬 日焼け止め サングラス ウォーター 日傘 帽子を順番に引っ張り出した。

「裕子さん完璧よ カイロでは一年に五日間しか雨が降らないし 三月下旬は砂嵐がひどいそうよ」 

「さすが聡美さん」

「でもこの辺は初めてなの」

 何か答えようとしたがガイドの声がじゃまをする。

「エジプトはエジプトアラブ共和国です 広さは日本の2・7倍その97%が砂漠です 残りの3%がナイル6700mの緑地帯」

 裕子は感心して

「日本では考えられないことね」

「梅雨の頃は雨なんていやだいやだって大騒ぎしちゃうけどね」

 ガイドは後ろの方の人はどうせ聞いていてくれないんだろうと思ってさらに声が大きくなる。

「砂漠の人たちは砂漠は美しいとは思えない 

 厳しさだけを感じていました 緑に対する憧れが非常に強かったんですね 学校で先生が子どもに自分の家の絵を描かせると実際にはないのに家の周りにたくさんの木を描くそうですよ」

「ふうん 何気なく持っている物ばかりだけど日本にある物は全部感謝して大切にしなくちゃね」

 大きくうなづく聡美。

 

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40 紅海

2025-01-20 14:00:48 | 世界一周ひとり旅


 裕子は部屋で晩ごはんの時に着る洋服を選んでいた。船長のアナウンスが聞こえた。

「紅海に夕日が沈むのは左舷側です」

 裕子は左舷側の窓にへばりつく。少しゆがんで見えるが広い美しい夕日がもやに包まれていた。地平線の彼方にゆっくり沈んでいった。 

「パパ、一緒に見たいよ」

 涙が溢れる。

 化粧直しにバスルームの洗面所に向かうと 夕食の案内のアナウンスが聞こえた。

 裕子がクルーズ船のダイニングルームに近づいていくと何人かの女性たちの真ん中に聡美がいた。

 遠ざかろうと思った裕子だったがやめて思い切って聡美たちに近づいた。

「マサラマレン 貴女に神のお恵みを」   

 怪訝な顔の女性たち。お辞儀をして離れる裕子。ため息をもらすが少しほっとした顔になっている。

 裕子は後ろから肩を叩かれる。

 振り向くと聡美が笑顔で立っている。

「お隣りいい?」

「でも皆さんは?」

「貴女の神の恵みを 裕子さんはオマーンの言葉をよく覚える みんなきょとんとしてた」 

「この頃いつも何でも必死よ」

「裕子さん」

「聡美さん えっ! 泣いてるの?」

「マサカ 嬉しかったの」

 二人は自分たちが座れる席を見つけた。 

「ここにしません?」

 聡美もうなづきながら

「でも私 パパと聡美さんが浮気した夢見ちゃって 嫉妬しちゃって」

「ええ? 何それ?」

 座りながら舌を出す裕子。スタッフが二人に近づく。

「本日のスペシャルディナーでございます」

 二人の前にお品書きを置いていく。裕子は

「わぁ」

 とお品書きを読みながら

「このわたの小鉢 おひたし 次はエビ ホタテ えのき 鮭 しらたき ネギ 豆腐のお味噌仕立て鍋 サイコロステーキにサラダ

 漬け物 ごはん きしめん 和菓子 盛りだくさんだわ」

 くすくすと笑う聡美。

「食べるの大好き でも聡美さんと一緒に食べられるのが幸せ気分」

 テーブルにこのわたの小鉢が来る。

「あー おいしそう 聡美さん おビールいただいちゃおうか」

「賛成」

 と聡美がスタッフを呼んだ。

 その後クルーズ船のデッキをウォーキングしている裕子と聡美。夜の海は真っ暗闇。星だけがまたたく。

「宇宙の孤独ってこんなものかしら? それともこれが死の世界?」

「裕子さん」

「あっ!?」

「裕子さん どうしたの?」

「紅海に感動したんだけど 写真撮るの忘れてた ほんと私ってうっかりもの」

「裕子さん かわいい人よ」

 嬉しそうな裕子だった。 


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