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どうも、こんにちは。
京都の霊場魔所(神社仏閣、妖怪伝承地、心霊スポット等)の紅葉風景を巡る『霊場魔所の紅葉』シリーズ。
今年はどこにしようかなどと考えていたら、たまたま「天神様のご縁日」でもある11月25日が仕事休みであったので、「そうだ、各地の天満宮の紅葉風景を観て回ろう」と思い立ったのです。
それで菅原院天満宮を訪れたシリーズ前々回と長岡天満宮を訪れたシリーズ前回から少しばかり間があいてしまいましたが、今回はその続きで、北野天満宮の紅葉風景を巡ります。
やはり、京都で菅原道真を祀っている場所で、紅葉名所でもある霊場といえば、ここは外せないでしょう。
本シリーズでは、第170回や第612回など、何度も取り上げたことがある霊場でもありますが。
さらに紅葉を探し求めてきた今回の探訪で・・・意外なものにも出くわしました。
まずはいつもの通り、交通アクセスから。
最寄りの交通機関には、京都市営バス「北野天満宮」停留所や「北野白梅町」停留所、嵐電「北野白梅町」駅などがあります。
いずれで訪れるにせよ、北野天満宮への入り口でもある、一の鳥居から境内参道へ。
さすが主祭神の縁日だけあって、大勢の人出や露店などで賑わっています。
これは近年建てられた文道会館の光景とそこに咲いていた花です。
重要文化財でもある楼門をくぐって。
手水舎で身を清め、赤目の牛の前を通って。
ここは私のお気に入り梅スポットでもありますが、梅の季節はまだ先になります。
まずはこのまま参道を進んで。
重要文化財でもある「三光門」をくぐって。
まずは本殿へ礼拝。
この後、公開されていた宝物殿へ。
ここでは、シリーズ第430回の時などの様に、伝説的な名刀「鬼切」などの宝物が公開されていることもあります。
今回は、なんと国宝「北野天神縁起絵巻」が。菅原道真が天神となるまでの話や、霊験譚などを描いた貴重な絵巻が公開されているようです。
しかしそれに加えて驚いたのが・・・。
なんと、人気アニメ『ソードアート・オンライン』とのコラボ企画が!
他にも、北野天神縁起絵巻を現代のイラストレーターに新解釈させて描かせるという試みも始められていたようでした。
現役オタクでもある私にとっては、うれしくこれからが楽しみな試みなのですが・・・それにしても北野天満宮さんも随分と柔軟な、思い切ったことをされたものですね(笑)。
中では本当に、あの「北野天満宮縁起絵巻」が。
道真が陰謀によって太宰府に流されていくシーン。
雷神となった菅原道真の第3眷属・火雷火気毒王(からいかきどくおう)が清涼殿で道真を陥れた者たちに雷を落としていくシーン。
道真を陥れた者たちが行き着いた地獄を描いたシーン、などなど。
そういう有名なシーンを間近で見られるだけでも感激モノですが、残念ながら館内は刀剣類と生け花以外の撮影は禁止されていましたので、その様子をここで皆様にお届けすることが出来ません。
その代わりにはならないかもしれませんが、展示されていた見事な刀剣類の数々を以下に。
そして、北野天満宮に奉納されている宝刀といえばこれ!
シリーズ第430回の時などでも紹介したことのある、宝刀「鬼切」です。
あまり上手く撮れていなくて申し訳ないですが、今でもよく斬れそうです。
源氏の象徴ともいうべき名刀。
渡辺綱が羅生門か一條戻り橋で茨木童子という鬼の腕を切り落としたという伝説もある宝刀。
これだけでも、私にとっては、アーサー王の聖剣エクスカリバーや、イエスキリストを刺したという聖槍ロンギヌスなど、伝説級の武具が間近で観られるような感慨とうれしさがあります。
そして、これが今回のコラボ作品『ソードアート・オンライン』をイメージして創られたという生け花です。
しかもあの池坊の手によるものだというのですから、これまた驚きです。
こういう試み、賛否もありそうで今後どうなるかは正直未知数とは思いますが・・・北野天満宮さんも、随分思い切ったことをしたものだと思います。
私はまたやってほしい、と思います。
記念に小皿をひとつ買って帰ります。
次回・後編は今年(2019年、令和元年)の、北野天満宮・御土居の紅葉風景を巡ります。
今回はここまで。
また次回。
*北野天満宮へのアクセス・周辺地図はこちらをご覧下さい。
*北野天満宮のHP
http://www.kitanotenmangu.or.jp/
*『京都妖怪探訪』まとめページ
https://kyotoyokai.jp/
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