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京都の闇に魅せられて(新館)

特別編・東尋坊いのちの電話 @ 京都妖怪探訪(784)

 

 

 

(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)

 

 

 どうも、こんにちは。

 シリーズ前回に引き続き、今回も特別編として、今年(2022年、令和4年)4月30日に行われた「怪談朗読会in金沢」(※前回記事)の帰り、「北陸最大の心霊スポット」とも言われる東尋坊と雄島を訪れました。

 今回は、東尋坊に現在でもあるという「いのちの電話」と言われる電話ボックスを訪れます。

 そこには、現在でも時々訪れるという自殺(志願)者に自殺を思いとどまらせる為の文章や、相談窓口の電話番号、そして電話代の為の10円玉が幾つもあるという。「東尋坊」が自殺の名所だと実感させる場所です。

 そしてここもまた、心霊スポットとしても知られる場所です。「霊が目撃される」とか、「心霊写真が撮れる」とか、「その電話をとると死者の声が聞こえる」とかの噂もささやかれ、ここを舞台とした怪談話もあります。

 例えば、「東尋坊 【営業のKさんシリーズ】」という怪談の中でも、「真夜中に現れた女霊に睨まれた」というエピソードも出てきます。

 今回は、東尋坊を訪れたこの機会に、この電話ボックスを訪れることにしました。

 

 

 東尋坊の断崖から少し離れて、海沿いを歩き、その電話ボックスを探します。

 

 

 

 

 海沿いの森林の辺りを探していますと。

 

 

 

 

 ありました、電話ボックスが。

 

 

 

 そう言えば、ある友人から「心霊スポットには大抵、電話ボックスがある」とかいう話を聞いたこともありますが・・・。

 

 

 

 中へ入っています。

 

 

 

 自殺を思いとどまるための手紙。

 相談窓口の電話番号が描かれた張り紙。

 電話をかける為の10円玉が幾つも。

 さらに、新約聖書と花も。

 本当にあった・・・。

 ここは「2番電話」という張り紙もあったので、他にもこういう電話ボックスがあるようです。

 受話器をとると死者の声が聞こえるという話もありますが・・・さすがにやめておきました。まだ明るい昼間に、そんな心霊現象に遭遇する可能性も低いとは思いましたが、恐ろしかったのと、こういう場所では不謹慎だったような気もしましたので。

 なお、画像の中で表示されていた連絡先には、一応修正をかけておきました。

 読者を信用しないわけではないのですが、万が一でもどこかのいわゆるDQNが見ていたずら目的でかけたりするのを防止する為です。

 ただ、これらの者からは、一件でも自殺を防ごう、一人でも多くの生命を救おうとする人たちの必死さ、懸命さも伝わってきます。

 

 

 他にはこういうものも。

 というより今回、私が最も心を揺さぶられたのは、電話ボックス内に張ってあったこちらの新聞記事でした。

 

 

 

 何と、自殺を阻止するための必死な活動をされている方もおられたという話でした。

 これを読んでいて、何か胸に熱いものがこみ上げてくるような、また今更ながら「自分みたいに興味本位で訪れて良い場所だったのだろうか」という気持ちもわき上がってきました。

 まあ、考えてみれば私のやっていることって、もしかしたら、「東尋坊 【営業のKさんシリーズ】」に登場する「心霊スポットで写真を撮りまくるバカな友人」と同じなのかもしれない、と思いながらも。

 本シリーズを続けている限りはまた、やるのですけどね・・・。

 なお、ここを訪れた後、現在までこれと言って霊障らしきことは起こっていません。

 持ち歩いているお守りの効果か、日頃から参拝している神仏のご加護なのか・・・。

 

 

 心霊スポットと思っていた電話ボックス。

 しかしそこには、一人でも多くの生命を救おうと奮闘する人々の熱い想いがあふれた場所でもありました。

 

 

 

 

 ところでこの時は。

 この後、もうひとつの「北陸最大の心霊スポット」と呼ばれる霊場を訪れました。

 シリーズ次回で、このレポートを書きます。

 

 

 

 

 「特別編・2022年の目標」で、「今年中に、本シリーズで新規スポットの記事を最低でも15以上、出来れば20以上書く」ことを目指していましたが、前回と今回で6本目。目標達成まであと9本です

 

 

 

 

 今回はここまで。

 また次回。

 

 

 

 

 

*東尋坊のHP(福井県坂出市の観光ガイドより)

https://kanko-sakai.com/tojinbo/

 

 

 

 

*『京都妖怪探訪』シリーズ

https://kyotoyokai.jp/

 

 

 

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